移動とともに移ろう色＠乗鞍岳 日本百名山№３７

深田久弥さんの

日本百名山より

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位ヶ原まで登って、始めて真正面に、遮るもののない乗鞍岳それ自身に接する。

ここからの眺めを、私は日本で最もすぐれた山岳風景の一つに数えている。

まずその姿がいい。雄大で、しかも単調ではない。

ゆったりと三つの頭を並べたその左端が主峰である。

その主峰の右肩の巨大な岩が、間延びを引緊めるアクセサリーになっている。

それから前景の豊かな広がりがいい。

胸の透くように伸びてコセコセしたところがない。

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その姿は前回の

バスの中の紅葉でご覧ください。

見下ろした位ヶ原の紅葉は

こちら

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日本百名山も数が進み

手軽に日帰りで行ける山が少なくなってきました。

今回は大菩薩嶺に続き

ツアーで来た２座目の山になります。

大型バスに４時間半ほど揺られて

畳平に到着しました。

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曇ってはいましたが

青空も覗き始めて

天気は回復傾向でしたので

展望も期待できました。

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<地図はネットで調べ、登山時に参考にしたもの>

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池が点在していて

空と雲や見る方向によって

色が変わっていきましたので

今回はいくつかの池の

一番明るい色をご覧ください。

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鶴ヶ池

亀ヶ池は見つけられませんでしたが

（魔王岳山頂からは見えるようです。）

恵比須岳と魔王岳を従がえて、隣に大黒岳もあり

おめでたい名前がそろっています。

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不消ヶ池

畳平の施設の水源です。

<画像消失>

右上に見えるコロナ観測所のドームは

乗鞍岳の変化に富んだ自然の中で

特別な存在です。

１９４９年

東京大学東京天文台の付属施設として開設され

摩利支天岳（2876ｍ）の頂上にあります。

２０１０年

老朽化により天体観測所としては

６０年の運営を終えましたが

現在も研究施設として利用されています。

＜天体観測所と笠ヶ岳＞

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権現池

乗鞍本峰は

富士山に似たコニーデ型の円錐状火山で

火口湖の権現池を取り囲む外輪山の１峰です。

円空が命名したという

剣ヶ峰の別名が権現岳で

この池はその名をいただいています。

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シグマの単焦点レンズは

池の色を忠実に再現してくれて

写真を撮るために出かけたくなる

１つ上のクラスに匹敵するシステムになりました。

トリミングは面倒ですが

それを上回る画質の満足度があり

もう標準レンズには戻れなさそうです。

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つづく