浅間山登山口の車坂峠は
標高1973mにあり、
浅間山の外輪山にある
トーミの頭まで高低差327mです。
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表コースで行く登山道は
赤黒い土と針葉樹の林の中です。
笹で覆われた斜面を
いつものように花を探しながら
ゆっくりと登ると
10分ほどで車坂山となり
すぐに下り始めます。
鞍部は深くはないのですが
下山の最後に上りがあるのは
きびしいなと思いながら
先を見ると
見渡す限りの森で
正面の山は
外輪山の黒斑山でしょう。
穏やかな山容です。
浅間山の姿は見えず
火山の面影はありません。
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登山口から25分ほど歩き
上りの傾斜が少しきつくなると
展望のよい広場がありました。
振り返ると
大自然に囲まれて
アサマ2000スキー場が目立ちます。
花の百名山に選ばれた
高峰山から水ノ塔山・籠ノ登山の
広いエリアで緑が誘っています。
今回は日帰りなので
寄り道する訳にも行きませんが
花の他にも
浅間山が近くに見える
楽しめそうなエリアです。
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表コースに花は見えません。
針葉樹の林が深くなり
登山道には
踏み固められた雪が残っています。
帰りは中コースにしましたが
樹木が密集して
地面の温度が上がりにくいため
もっと雪が多くて
滑りやすいので大変でした。
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前に見える外輪山が近くなると
その右端に
くびれたように低くなっている所が
ありました。
たぶん
そこに向かって行くのだと
予測したとおり
立ち枯れた樹木が増えてくると
その鞍部の向こうに
黒く浅間山の山頂部が見えました。
左の崖のようなところに
人が立っています。
あそこから見える風景は
すばらしいに違いありません。
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やがて
林の中の避難小屋を過ぎると
むき出しの赤い火山岩が広がる
赤ゾレの頭となり
正面には
大きな浅間山の姿が
足を止めます。
目は釘付け。
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トーミの頭に向かう
石がゴロゴロして歩きにくい
急坂を一歩ずつ登り
振り返ると
立ち枯れた樹木の向こうに見える
赤ゾレの頭からの道は
谷川岳の双耳峰を結ぶ道と
同じカーブを描いていました。
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登山口からここまで1時間、
印象的なスポットが多く
楽しめるルートです。
最近は
写真を撮りながら進むので
ほとんど
休憩を取らなくなりました。
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つづく
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