山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

中ノ湯~下堀沢@焼岳☆日本百名山№45

2019-09-22 | 45焼岳(晩夏)・野沢温泉
深田久弥さんの
日本百名山より
焼岳(2458m)
島々からバスで上高地に入ろうとする時、
釜トンネルを抜けると不意に眼の前に、
あたかもこれから展開する山岳大伽藍の衛兵のように、
突っ立っているのが焼岳である。
よく知っている風景とは承知しながらも、
いつも私はここで、
始めての景色に出会うような新鮮な驚きを感じるのは、
どうしたわけであろうか。
現在の標高は2455mです。
活火山である焼岳は
今も変わり続けているのでしょう。
釜トンネルとは
長野県の県道24号線
中ノ湯のバス停のところから始まる
上高地の入口にあるトンネルです。
ただし
深田久弥さんが通った頃の釜トンネルは
現在使われておりません。
空が明るくなって
ライトなしで歩ける位になった
午前5時過ぎに
中ノ湯温泉の少し上にある
新中ノ湯コース登山口を
出発です。

林の中を
5分ほど道路に沿って
平坦な道がありますが
すぐに急な上りになります。
針葉樹林をジグザグに登り
1時間ほどで
ほんの少しの下りがあり
平坦な道になります。
ここまで
刈られた笹が道に敷かれて
クッションになり歩きやすいくもあり
地面の石が見えないので歩きにくくもあり。


背の高い針葉樹が少なくなると
木の間から
双耳峰の焼岳が現れます。

ナナカマドが多くなり
緩やかに上っていくと
登山口から1:30で
山頂方面が開けた広場に到着です。
双耳峰の山頂方向

このコースの序盤は
林の中の道が続き
見晴らしがいい場所があまりないので
休まないで歩きます。
下堀沢の縁に出ると
樹木が次第に低くなり
草原にナナカマドと焼岳山頂という
被写体としては絶好ですが
紅葉にはまだ早く
想像で
赤色に変換してご覧ください。

この辺りの登山道は
ゴロゴロとした岩が多て歩きにくいし
所々に木製のハシゴがあります。

草原では
日光をさえぎるものがなく
気温が上昇して疲れたので
日陰に入った途端に
思わず休憩してしまいました。
登山口から2時間半です。

見下ろすこれまでの道と
右に見慣れた山がありました。
4年前に登った乗鞍岳です。

10分くらいの休憩の間に
何人かに追い越され
上る方向に人の流れができ
あのコルまでは10分ぐらいだということ
がわかります。

つづく


コメントを投稿