山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

厚い雲で右往左往の西大巓@西吾妻山 日本百名山№25

2013-08-06 | 25吾妻山(夏・秋)+一切経山
裏磐梯
デコ平のスキー場ゲレンデから
林に入り
初めは木の根の這った
緩い上りの登山道です。

次第に林が深くなると
登山道は斜度を増し
濡れた大小の石が覆い
足元に気を使うことになります。
階段と違い
1歩が大きくなったり
小さくなったりで
体力を奪っていきます。
下りは更に慎重に
足場を選ばなければなりませんでした。
時折、木が低くなり
前が明るくなりますが
ガスで何も見えません。

それでも
登山道には
この時期に登るから見られる花が
力づけてくれました。
クロヅル
ニシキギ科の落葉つる性低木

アカミノイヌツゲ
モチノキ科の常緑低木

アキノキリンソウ
キク科の一年草

コバイケイソウ
ユリ科の多年草

イワイチョウ
ミツガシワ科の多年草

イワオトギリ
オトギリソウ科の多年草

ナンブタカネアザミ
キク科の多年草

ネバリノギラン(つぼみ)
ユリ科の多年草

そのほか
ギンリョウソウ

終わりかけていましたが
シャクナゲ
ゴゼンタチバナ
マイヅルソウ
などを見ることができました。
登山口から西大巓(にしだいてん)まで
2時間と表示がありましたが、
約1時間半で到着です。

ガイドブックの花の百名山には
展望よし
の文字が踊っていますが
あいにくの雲
展望が利かないせいで
この先
西吾妻小屋に行く道が
判りにくくて困りました。
デコ平から来た道から
ヘの字(くの字)に右に進むのですが
方向指示が不明確なので
どんどん下りる道に不安になり
戻ってくる人もいました。
GPSを持った若者チームが
自信たっぷりに進んでいくので
ついて行くことになりました。

つづく


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