山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

朝日岳☆小朝日岳⇒大朝日岳@日本百名山№53

2021-08-21 | 53朝日岳(夏)
休んでいても
暑さは増すばかりなので
大朝日岳に向かって出発します。

小朝日岳山頂から急な下りを10分で
巻き道分岐を通り過ぎ

15分で鞍部まで下りました。

上り始めに、
このコース唯一のロープがあり

どんどん大きくなるy字雪渓を目指し

前進すると、銀玉水に到着です。

ここも水は冷たくて水量たっぷりでした。
小朝日岳から1時間は
標準タイムより少し遅いペースです。
カメラの温度計は32℃まで上がり
飲む水の量が増えて
思うように足が進みません。
やがて
天まで続くように見える石の階段が
現れました。

前を行く人がゆっくりしんどそうに
歩いているのが見えました。
後ろから、若い人が追い越していきます。
途中で荷物を下ろして小休止。
周りはお花畑です。
急登もいつかは終わるもので
朝日嶽神社奥宮のピークを回り込むと

大朝日小屋までほぼ平らな道に
ホッとしました。
銀玉水から45分は、ほぼ標準タイム。
小屋の日陰で大休止とし
早めの昼食にしました。
カメラの温度計は30℃でしたが
日陰は涼しく食欲もありました。
深田久弥さんの
日本百名山より
鉱泉から鳥原山、小朝日を経て大朝日岳に向かったが、
昔の記憶は茫として、幕営地の心あたりさえなかった。
ただ大朝日の肩のあたりに
エーデルワイスの大群落のあったことをおぼえていたが、
今度もそれはあった。一面に咲き敷いていて、
それこそ牛にでも食わせたいほどの繁盛ぶりであった。

追い越していった人たちが
山頂から戻ってくる頃
荷物をデポして
大朝日岳に向かいます。

ゆったりとした丘を登るように

身軽になって、気持ちよく

15分かけて大朝日岳山頂に到着です。

先客は6名。
さほど広くない山頂ですが
この日はゆったりとして
赤とんぼがたくさん飛んでいます。
北東の小朝日岳方向の登ってきた道

南の平岩山方向・祝瓶山荘に至る

東の中ツル尾根・朝日鉱泉に至る

北西の中岳・西朝日岳方向

西朝日岳・袖朝日岳の向こうが新潟県です。
中岳の向こうにある以東岳は雲の中。
いずれの道も途中で林に紛れ
行く先が判別できないほどの大きな山
それが朝日岳です。
上り:古寺鉱泉⇒1:20⇒ハナヌキ分岐⇒1:00⇒古寺山⇒1:00⇒小朝日岳
⇒1:00⇒銀玉水⇒0:45⇒大朝日小屋⇒0:15⇒大朝日岳(合計5:20)
下り:0:10+0:20+1:00(巻き道分岐)+0:20+0:40+1:20(合計3:50)
この日の歩数:42191歩
筋肉痛にはなりましたが、
なんとか膝は持ちこたえました。
最終回
朝日岳7月の花に
つづく