山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

股スリ岩まで・・・苗場山@もういちど日本百名山

2015-11-11 | 09苗場山(夏・秋)
和田小屋からゲレンデを横切り
登山道に入ると北斜面になり
空気がひんやりとして
足元は霜で滑りやすく
自分が動くことで向ってくる
空気が冷たいので
ときどき止まって休みます。

緑の葉も白くデコレートされ
冷凍庫に入ったようです。
樹々の間から魚沼の里が見えると
まだ霧に覆われていました。
緑の葉が茂っていれば
普通に通り過ぎるはずの
日が当る斜面には
ダケカンバの白い幹や枝が
血管のように広がり

1ヶ月前には
朝日に映える黄色い紅葉が
登山者を楽しませたことでしょう。
現在地を示す標柱はまだ新しく
わかりやすい所にあります。
6合・7合・89合の他に
6合半とか7合半とか
小さく刻んでありましたが
この道は
下ノ芝・中ノ芝・上ノ芝と
わかりやすい休憩地があるので
頼りにする必要は感じません。
下ノ芝

傾斜した小さな草地です。
板敷きでベンチのある
広い休憩スペースがあります。

登山口から1時間20分くらいですので
ちょうどいい休憩地ですが
展望はほとんどありません。
中ノ芝

下ノ芝から樹林帯を30分ほどで
笹が広がる斜面が現れ
展望のよい場所に
板敷きのスペースが設けられています。

快晴の朝での絶好の展望は
カメラもしっかり解像してくれました。
<北>

<東>

白毛門から平標山までの
横から見たS字形が
きれいに見えています。

上ノ芝

帰りの上ノ芝より

日陰に雪が残る木道も
傾斜が緩やかとなり
最初のピークが近づいてきました。
股スリ岩

5年前は階段がなくて
皆さんが岩にまたがって通ったので
小さな渋滞になっていました。
正面に見えるピークが
神楽ケ峰だと思います。

今はりっぱな階段ができて
名前だけが残りました。
つづく。