福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

般若心経秘鍵・・その17

2016-09-17 | お大師様のお言葉
原文 「第二の分別諸乗分に、また五つ有り。(だいいにのふんべつしょじょうぶんに、またいつつあり。 建・絶・相・二・一、是れなり。(こん・ぜつ・そう・に・いつ、これなり 初めに、建といっぱ、所謂、建立如来の三摩地門是れなり。(はじめに、こんといっぱ、いわゆる、こんりゅうにょらいのさんまじもんこれなり。 「色不異空」というより、「亦復如是」に至るまで、是れなり。(「しきふいくう」というより、「や . . . 本文を読む
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If every man would sweep his own doorstep the city would soon be clean

2016-09-16 | 法話
If every man would sweep his own doorstep the city would soon be clean. ということわざがあります。「各々が自分の家の前を掃けば町は綺麗になる。」という単純な意味です。 私も道掃除を長年やっていますが此の感をいつも深くします。 一軒一軒の家が自分の前だけでもきれいにすれば町全体が綺麗になるし自分の家も繁盛するのです。 恐ろし . . . 本文を読む
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般若心経秘鍵・・その16

2016-09-16 | お大師様のお言葉
原文「 第一の人法総通分に五有り。(だいいちのにんぽうそうずうぶんにいつつあり。) 因・行・証・入・時、是れなり。( いん・ぎょう・しょう・にゅう・じ、これなり。)       「観自在」といっぱ、能行の人、即ちこの人は、本覚の菩提を因となす。(「かんじざい」といっぱ、のうぎょうのにん、すなわちこのにんな、ほんがくのぼだいをいんとす。) 「深般若」は、能所観の法、即ち是れ行なり。(「じんはんに . . . 本文を読む
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天皇陛下の御即位灌頂・・7

2016-09-15 | 法話
神皇正統記にも後醍醐天皇のところで「後宇多の御門こそゆゆしき稽古の君にましまししに、(=後醍醐は)その御跡をばよく継ぎ申させ給へり。あまさへ諸々の道を好みしらせ給ふこと、ありがたき程の御ことなりけんかし。 仏法にも御心ざしふかくて、むねと真言を習はせ給ふ。初めは法皇(=父親)に受け(=指導を)ましましけるが、後に前大僧正禅助(ぜんじよ)に許可(こか)まで受け給ひけるとぞ。天子灌頂の例は唐朝にも見え . . . 本文を読む
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山岡瑞円師「人格的生活を目指して」その3

2016-09-15 | 法話
・・自分の体は受信機のようなもの、放送局は仏様です。随って受信機の三つの螺子(身口意)がピッタリと合わねば放送が受け取れぬのです。・・大日如来様よりの放送は六根を清浄にして身口意を一つに合わせれば判然受け取れるのであります。・・・ この世の中に矛盾を感じる間は未だ大日如来を本当に拝むことができぬわけで、それはむしろこちらにそれを見るだけの目が開けないからです。・・・ この際(満州事変の後に書か . . . 本文を読む
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仏説兎王経佛説兎王經

2016-09-15 | 諸経
中秋の名月は旧暦で8月15日のことを言います。 2016年の十五夜(旧暦8月15日)は今日9月15日(木)です。 仏説兎王経佛説兎王經 聞如是。一時佛舍衞祇樹給孤獨園に遊ぶ。 大比丘衆千二百五十人と倶なり。佛諸比丘につげたまふ。「昔兎王あり。山中に遊ぶ。群輩と倶なり。『果蓏を食するに飢え、泉水を飮するに渇しても四等心を行じ、慈悲喜護せよ』諸眷屬に教え、悉く仁和ならしめ、衆惡をなすことなし。畢に . . . 本文を読む
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第2回関東一宮ほか巡拝記(追加)

2016-09-15 | 開催報告/巡礼記録
・下総国一宮 香取神宮  ・常陸国一宮 鹿島神宮 *表紙の写真は香取神宮楼門 . . . 本文を読む
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般若心経秘鍵・・その15

2016-09-15 | お大師様のお言葉
原文「般若心といっぱ、この菩薩に身心(しんじん)等の陀羅尼有り。        この経の真言は、即ち大心呪なり。(このきょうのしんごんな、すなわちだいしんじゅなり)。 この心真言に依って、般若心の名を得。(このしんしんごんによって、はんにゃしんのなをう。) 或るが云く、「大般若経の心要を略出するが故に、心と名づく。是れ別会の説にあらず」と云々。(あるがいわく、「だいはんにゃきょうのしんようを . . . 本文を読む
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山岡瑞円師「人格的生活を目指して」その2

2016-09-14 | 法話
(先に「仏様を拝むということは「懺悔」「随喜」、「勧請」、「菩提心」、「廻向」の五つからなります」といったが、まずこの「懺悔」とはどういうものかをのべると) 凡そ懺悔に自己的懺悔と大我的懺悔とがあります。自己的懺悔とは世間的な仕事の遂行上に起こる懺悔(道交法違反で捕まった時の懺悔のようなもの)です。 次の大我的懺悔がほんとうの懺悔です。私は世の中を恨んで恨みぬいて死んでやろうと思って10日食べずに . . . 本文を読む
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般若心経秘鍵(解説訳付)・・その14

2016-09-14 | お大師様のお言葉
原文「この三摩地門は、仏、鷲峯山に在して、鶖子等の為に之を説きたまえり。(このさんまじもんな、ほとけ、じゅぶせんにいまして、じゅしとうのためにこれをときたまえり。      この経に、数の翻訳あり。 第一に、羅什三蔵の訳、(このきょうに、あまたのほんやくあり。だいいちにらじゅうさんぞうのやく、)今の所説の本、是なり。(いまのしょせつのほん、これなり。) つぎに、唐の遍覚三蔵の翻( . . . 本文を読む
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般若心経秘鍵(解説訳付)・・その13

2016-09-13 | お大師様のお言葉
原文 「「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」といっぱ、この題額に就いて二の別あり(ふたつのべったり)。梵漢(ぼんかん)別なるが故に。 今、「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」といっぱ、胡漢(こかん)、雑(まじえ)挙げたり。 「説心経」の三字は、漢名なり、余の九字は胡号(こごう)なり。        もし具(つぶさ)なる梵名ならば、ボダハシャマカハラジャハラミタカリダソタラン(梵字で)と曰うべし。 初め . . . 本文を読む
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山岡瑞円師「人格的生活を目指して」その1

2016-09-13 | 法話
山岡瑞園師は四国61番香園寺住職を明治から大正にかけつとめ、難産で苦しむ女性を加持祈祷により救い、世界に「子安講」を組織し、香園寺を「子安大師」として再興した。 . . . 本文を読む
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般若心経秘鍵(解説訳付)・・その12

2016-09-12 | お大師様のお言葉
原文 「或るが問うて云く、『般若は、第二未了の教なり。何ぞ能く三顕の経を呑まん。(はんにゃは、だいにのみりょうのきょうなり。なんぞよくさんけんのきょうをのまん。』  如来の説法は、一字に五乗の義を呑み、一念の三蔵の法を説く。        何に況んや、一部一品、何ぞ匱しく、何ぞ無からん。(いかにいわんや、いちぶいっぽん、なんぞとぼしく、なんぞなからん。) 亀卦・爻蓍、万象を含んで尽くること無 . . . 本文を読む
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関口さんが第3回関東一宮巡拝計画をつくってくださいました。

2016-09-12 | 定例会のお知らせ
第3回関東ほか一宮等巡拝のお知らせ 安房一宮 安房神社 、安房一宮論社 洲崎神社(階段150段あり) 日時 平成28年10月2日(日) 集合 JR館山駅 東口 高速バス降り場付近 時間 10時10分 <アクセスご参考>    ・JRバス 「房総なのはな号 5号」 東京駅八重洲南口 8:20発                館山駅      10:08着       . . . 本文を読む
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般若心経秘鍵(解説訳付)・・その11

2016-09-11 | お大師様のお言葉
原文「余、童を教うるの次でに、聊か綱要を摂って、かの五分を釈す。      よ、どうをおしうるのついでに、いささかこうようをとって、      かのごぶんをしゃくす。    釈家多しと雖も、未だこの幽を釣らず。      しゃくけおおしといえども、いまだこのゆうをつらず。    翻訳の同異、顕密の差別、並びに後に釈するが如し。      ほんやくのどうい、けんみつのしゃべつ、ならび . . . 本文を読む
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