(大智度論釋初品中戒相義第二十二之一)
(不偸盗戒)
不與取とは他の物と知りて盗心を生じ、物を取去り、本処を離れて物を我れに属さしむ、是れを盗と名づけ、若し作さざれば是れを不盗と名づく。其の餘の方便、計挍乃至手に捉るも、未だ地を離れざるは、助盗法と名づく。財物に二種有り、有るは他に属し、有るは他に属せず。他に属す物を取らば是れ盗罪と為す。他に属す物に亦た二種有り。一は聚落中、二は空地なり。此の二処 . . . 本文を読む
小乗法においては、少分法利を得る。生天涅槃の正路を開く。不殺生戒の中に我が慈念増長する。不偸盗戒の中に我が福徳増長する。不邪婬戒の中に我が行、清浄なる。不妄語戒の中に我が徳真実なる。不綺語戒の中に我が心寂静なる。不悪口戒の中に我が言音柔順なる。羅漢果の人は言まず笑みを含むとある。不兩舌戒の中に周僧和合する。戒序に聖衆若し和合するは世尊の称誉する所とある。(四部律巻一に「聖衆若和合 世尊所稱譽 以 . . . 本文を読む
2007年の11月14日はインドの首都デリーで日本山妙法寺の世界平和仏舎利塔が落慶した日です。この日はちょうど、インド独立運動の指導者で仏舎利塔ゆかりの故ジャワハルラール・ネルー初代首相の誕生日だでもあります。 デリー平和仏塔建立の願いは、インド国内に多くの平和塔を建立してきた日本山妙法寺山主藤井日達師(1885-1985)の生前最後の願いだったといいます。日達師は48歳でインドに渡り、故マハート . . . 本文を読む
胎蔵法を行ずるときの懺悔法です。九方便といいます。大日経から来ています。すべては懺悔から始まります。懺悔なくして全ての祈願は成就しません。護国祈願も懺悔からです。
九方便
第一 作礼方便
帰命十方 正等覚きべいしっぽう せいとうかく三世一切 具三身さんせいっせいくさんしん (十方の正等覚の三世一切の三身を具し給える仏に帰命す)
帰命一切大乗法きべいいっせいたい . . . 本文を読む