密教の修法では必ず最初に行の成就を願って以下のように神々に祈願します。
祈願の言葉です。この部分は専門的には「神分じんぶん」および「霊分りょうぶん」とよびます。神々に呼びかける言葉とでもいう意味でしょうか。どの修法にもある共通の祈願文です。
「外金剛部の五類諸天をはじめたてまつって三界九居の天王天衆、殊に別ては当年属星本命元辰諸宿曜等當山鎮守両所権現部類眷属百二十社王城鎮守神諸大明神當年行 . . . 本文を読む
「・・・凡そ小児の教えは、早くすべし。しかるに、凡俗の知なき人は、小児を早く教ゆれば、気くじけて悪しく、只、其心にまかせてをくべし、後に知恵出くれば、ひとりよくなるといふ。是必ず、おろかなる人のいふ事なり。此言大なる妨たり。古人は、小児の初めてよく食し、ものいふ時より、早く教ゆ。おそく教ゆれば、悪しき事を久しく見聞きて、先入の言、心の内に早く主となりては、後に善き事を教ゆれども、移らず。故に、早く . . . 本文を読む