民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

今年の庚申講

2017-12-05 13:21:36 | 民俗学

先週の水曜が今年最後の庚申の日だということで、実家の庚申講のお誘いがあり、近くのソバ屋でやる講に参加してきました。猿田彦の掛け軸をかけ、お供え物(塩・米・みかん・饅頭・酒)をして、まずは礼拝してから始めました。今年は講で所有する食器などを片付けて処分する予定でしたが、できなかったという報告が、昨年の当番からありました。食器は、お宮などから欲しいという希望があるとのことでした。猿田彦をなぜ祀るのかはわからないといいます。丸い物をお供えするのは、庚申様は丸い物が好きだからということでした。その後、食事をしながらの四方や話です。今年の当番の方は去年胃がんの手術をしたとのことで、お酒は飲まず、長距離トラックの運転手をしている方は、今晩岸和田まで運転しなければいけないということでお酒を飲まず、私を含めて3人だけ酒を飲みました。話は、まずは今年の作物のできについて。大根は丈が短く、菜っ葉も大きくならなかったそうです。自分が栽培した大根も丈が短くてがっかりしていましたので、どこの家もそうだと聞いて安心しました。その後は、葬式のやり方、近所の近況などでした。多分、昔も今も話題のテーマは似たようなものだろうと納得しました。


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1 コメント

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庚申さま (おはらみのる)
2017-12-10 08:58:44
自分の関係する庚申さまも猿田彦です。ただ地元の路傍の石仏は青面金剛明王ですから、ずっと猿田彦ではないようです。年寄りからは祀られている場所が神社だから猿田彦だと説明されただけですけど、自分の関連の成立が明治の初めころなので神仏分離と関連しているものと理解しています。
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