○カルメン故郷に帰る 高峰秀子、小林トシ子 1951年松竹
東京に住むストッリパーのリリィ・カルメンことおきんは、自らの踊りを芸術と言って疑わない。そのカルメンが、浅間山のふもとの故郷、北軽井沢に錦を飾ると言って帰ってきて騒動を巻き起し、最後には、特設舞台でその芸術を披露してしまうというもの。
日本最初のカラー映画です。しかし、私がこの映画に注目したのは、なんといっても草軽電鉄が映っているということに尽きます。
カルメンが東京から帰ってくる場面、東京に戻る場面で、北軽井沢駅を中心に草軽電鉄の「カブトムシ」と呼ばれた機関車が映っています。大変貴重な映像です。加えて浅間山周辺の当時の景色がとても美しいです。
ちなみに北軽井沢は群馬県です。おまけに私が住んでいるところは、東軽井沢(軽井沢の東隣の町)です!?
(カブトムシの写真は、かなり以前にウェブページに掲載されていたものを借用しました)