○ドヴォルジャーク 交響曲第2番 ヴァーレク/プラハ放送交響楽団 2002年12月2~4日
簡潔で見通しがよく、また、ほどほどに迫力があり、まずまずの演奏です。
1楽章の再現部に入ったところでテンポを落としているところや、1楽章の終わりのところの表情付けが個性的です。また4楽章は、特に出だしのテンポが遅く、今までと少し違う印象をうけました。
ちょっと意外だったのは、2楽章の中間部の終わりのところで、全合奏で盛り上がるところで、トランペットがファンファーレみたいな動機を吹きますが、この演奏ではほとんど聴こえません。楽譜が違うのだろうか?逆に今まで聴こえていなかった音、序奏部の動機が奏されていることがわかりました。残念と思うか、新たな発見と思うか?
カット版による演奏です。