○グリエール 交響曲第3番「イリヤー・ムーロメツ」 フリッチャイ/RIAS交響楽団 1955年9月24~29日
ロシアの叙事詩に登場する英雄、イリヤー・ムーロメツを標題としたグリエールの交響曲。ストコフスキーやオーマンディが好んで採り上げたとのこと。
第1楽章は、音が極めて多く時に騒がしい感じを受けます。2楽章は、抒情的で小鳥のさえずりが印象的です。3楽章は、明るいスケルツォ、終楽章は戦いの場面と最後にイリヤーが石になってしまう場面を表していますが、戦いの場面はどこか平板で物足りない感じがします。
全体的に硬質な音づくりです。もう少し活気や、柔軟さがあると良いのですが。
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