○ドヴォルジャーク スラヴ狂詩曲第1番
○ドヴォルジャーク 交響詩「水の精」
○ドヴォルジャーク 「ルサルカ」からポロネーズ※
○フチーク 行進曲「剣士の入場」※
○フチーク 演奏会用序曲「マリナレッラ」
○フチーク ワルツ「冬の嵐」
○フチーク イタリアの大行進曲「フローレンティナー」※
佐伯正則、織田陵平※/ナズドラヴィ・フィル
ドヴォルジャークの交響曲全曲演奏を目標に演奏を続けてきたナズドラヴィ・フィル。昨年12月、その偉業を成し遂げた後、どんな活動をするのか興味あるところでしたが、今回はドヴォルジャークの弟子、フチークの没後100年を迎えたということで、フチークの作品、そして師ドヴォルジャークの作品のプログラムを組みました。
スラヴ狂詩曲は、静寂の中始まるティンパニの澄んだ音が印象的でした。
毎回、このオーケストラのティンパニの素晴らしい音には、感心させられます。
「水の精」は、ケルテス、コシュラー、ノイマン、クーベリックのCDを持っていますが、今日の演奏は、それまでにない新鮮な気持ちで聴けました。時々見せる第1ヴァイオリンの美しい音色、金管、ティンパニの強奏、木管の響き。みんな新鮮でした。
ルサルカのポロネーズは、冒頭のトランペットの響きが印象的でした。ただ合奏で管楽器が強くて、弦楽器のメロディがほとんど聴こえず、ちょっと残念でした。
フチークでは、マリナレッラの序曲が最高でした。
(江戸川区総合文化センター)