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群響503回定期

2014-10-26 22:38:58 | 演奏会
○千住明 オペラ「万葉集」(演奏会形式)
 浜田理恵(S)、谷口睦美(Ms)、吉田浩之(T)、福島明也(Br)
 大友直人/群馬交響楽団・合唱団

今年度の定期で一番楽しみにしていた演奏会です。
そして期待に違わずとても素晴らしい曲、演奏でした。
耳に優しい、万葉の時代の雰囲気をとてもよく表現していると思いました。
曲は、二つのエピソードが語られます。
第一部は、「明日香風編」。額田王を巡る二人の皇子の物語。万葉集は疎い私でいすが、額田王のこの歌は知っていました。「熱田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかないぬ 今は漕ぎいでな」。
第2部は、「二上挽歌編」。天武天皇崩御後の草壁皇子、大津皇子、そしてその姉、大伯皇女の物語です。
今日は、解説に載っている黛まどかさんの台本が読めるよう、客席の照明をつけたままという配慮をしていただきました。
そもそも台本を見なくても、とても聞きとりやすい日本語の歌唱でしたが、台本には、元の和歌、そしてそれの説明、さらには歴史の説明も付け加えられており、物語の理解を深めることができました。

以前、読んだ(見た)ことのある、里中満知子さんの「天上の虹」、また読みたく(見たく)なりました。
(群馬音楽センター)
コメント (2)
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