My Favorite

信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2013-09-16 16:46:19 | 他の音楽

○ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 バックハウス(Pf)、クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル 1962年5月31日(ライヴ)


アン・デア・ウィーン劇場が老朽化に伴う改修工事を終え、再開場したときの演奏会を収録したものです。


バックハウスは、前年5月、この曲をフリッチャイ/スイス・ロマンド管弦楽団と共演していますが、基本的に同じイメージです。

クナッパーツブッシュはゆったりしたテンポのもと無骨な表現であるのに対して、バックハウスは早めのテンポと、それぞれ我が道を行くという感じで、それがピアノとオーケストラとのやりとりにいたるや、なんともちくはぐな感じです。そこが面白いところでもありますが。

フリッチャイとの共演でも似たようなところがありました。


解説には、岩城宏之さんと属啓成さんの対談が載っています。

そこにクナッパーツブッシュの練習嫌いのことが触れてあり、さらにフリッチャイのことについても触れられています。「・・・ウィーン・フィルっていうのは、ものすごく練習のときにお行儀が悪いんです。フリッチャイぐらいの指揮だったらね、おとなしくならないです。うしろのほうでパンをかじってるやつだっている。・・・」(岩城)

いつのことを言っているのだろう。フリッチャイが、ウィーンでウィーン・フィルの演奏会を指揮したのは、1961年10月の定期演奏会だけですが・・・


バイエルン国立オペラのときも、クナッパーツブッシュとの逸話(フリッチャイが劇場の風呂場を整備させたことをクナッパーツブッシュが皮肉った)が残っていますが、ウィーンでもこんな話があるとは。

Knabeethovenpc4

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