○三善晃 ノエシス
○ブラームス ヴァイオリン協奏曲
○バッハ 無伴奏パルティータ第2番からパルティータ(アンコール)
○エルガー エニグマ変奏曲
前橋汀子(Vn)、川瀬賢太郎/群馬交響楽団
三善さんの曲は色々な打楽器を使用していて音色がとてもバラエティに富んでいました。残念ながらあまり記憶には残っていませんが、鐘の音だけ印象に残りました。
前橋さんは今年演奏活動50周年ということで、さすがに貫録十分でした。終楽章では特に気合いが入っていて、オーケストラを煽っているようでした。一方、オーケストラは我が道を行くという感じで結構クールにこなしているように感じました。2楽章は出だしのオーボエがとても美しかったです。
エニグマは、とても素晴らしかったです。
出だしの主題の提示部は、ゆったりとしたテンポで少し暗い感じの深みのある音楽を作っていました。ニムロッドも同様、素晴らしかったです。一方、元気のある部分では、とても活き活きと、そして力がこもっていて、聴いていて爽快でした。ばっちり決まったという感じです。
この曲は、ヴィオラのソロが2回ありますが、池田さんの哀愁味のある音色にうっとりさせられました。
「閑けさや、心沁みいる、ヴィオラの音(ね)」微笑(びしょう)(ぱくり)
(群馬音楽センター)