○ブラームス 交響曲第3番
○R.シュトラウス ホルン協奏曲第1番
○アルペンファンタジー(アンコール)
○シェーンベルク 弦楽とハープのための夜想曲
○R.シュトラウス ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
バボラーク(Hr)、ブルニエ/群馬交響楽団
ブラームスは、1楽章の出だし、弱めに優しく始めてとても印象的でした。しかし、その後も少し抑制気味に感じました。しかし、2、3楽章はとても素晴らしかったです。美しい音色、ときどき思いにふけるかのようにテンポを落として次に移っていくところなど、絶品でした。終楽章も堂々としていました。
ホルン協奏曲は、初めて聴きましたが、バボラークのホルンの音色にもうメロメロです。一方、オーケストラはどこか無機質、機械的に感じ面白みに欠ける曲と感じました。
そして、ホルンの素晴らしい演奏は、ティルでも聴くことができました。バボラックが第1奏者として参加してくれたのです。彼によれば、小さなアンコールとしてアルペンファンタジー、そしてもう1曲はティルということでした。
そのティル、とても早いテンポでした。私はフリッチャイの超快速テンポの演奏しか持っていないので、普通の演奏を聴くと遅めに感じるのですが、今日は、普通、いや少し早いくらいに感じました。
その早いテンポの中、ホルンの素晴らしさに加え、打楽器の堂々たる音に興奮させられました。
プレトークで渡辺氏が、終わったと思ったらまだ終わっていないので、拍手に時期に注意して下さいと言っていたにもかかわらず、曲が終わる前に拍手が出てしまいました。これには周りから失笑がこぼれてしまいました。
シェーンベルクの夜想曲はとても可愛らしい曲でした。
(群馬音楽センター)