○グリーグ 「ペール・ギュント」第1組曲
○グリーグ ピアノ協奏曲
○エルガー 愛のあいさつ(アンコール)
○シベリウス 交響曲第2番
○シベリウス アンダンテ・フェスティーヴォ(アンコール)
仲道郁代(Pf)、末廣誠/群馬交響楽団
群馬県民の日は10月28日で、もう過ぎていますが、今日は県民の日を記念したコンサートでした。
最初の「ペール・ギュント」はとても美しく明晰な演奏であったと思います。「朝」はとても美しかったですが、それにも増して「オーゼの死」では哀しみがひしひしと伝わってきて、思わず目頭が熱くなりました。
ピアノ協奏曲は、ピアノの最初の一打に驚きました。強い確信を持っていて「決まった!」と思わせる一音でした。仲道さんのピアノを演奏会で聴くのは初めてですが、可愛らしいお顔だちからは想像できない力強いタッチでした。
シベリウスの交響曲も素晴らしかったですが、弦楽器群が力強い半面、金管楽器が少し弱く感じました。弦楽器のバリアを突き破るくらいの圧倒感がほしかったです。
(ベイシア文化ホール)