根津美術館

URを出たら、雨も止んで日が差してきました。まあ、せっかくなので行ってみようか。というわけで、みゆき通りを下って根津美術館へ。入館者の年齢層は若干高めのようです。外国人も多いです。そして、展示品を見ている人と天井を見ている人に2分されます。後者はもちろん同業者でしょう。外壁の下地材だとか軒天なんかの写真を撮ったりして、あまりスマートではないです。そう思いながら自分もシャッターを切ってました。いやだいやだ。こんな大人になりたくなかった。今更だけど、ものすごく後悔しました。

建築は文句なく素晴らしいです。隙のないディテールに少々圧倒されました。いやあ緊張したなあと思って庭園を散策していたら、何だかホッとしました。点在する茶室も良い味出してます。雨上がりの冷たい空気に日差しが降り注ぐ自然の光景は、それはそれで素晴らしいものです。建築の在り方と自然の在り方。そういうことを考えるには最高の場所でした。