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チャイコフスキーのメルヘンの世界~舞踊音楽「くるみ割り人形」

2008-12-22 14:13:06 | 管弦楽曲

 今年もあとわずか・・・あさってはクリスマス・イヴ。クリスマスに因んだ曲といえばチャイコフスキーの舞踊音楽「くるみ割り人形」を思い浮かべる。この作品は彼の3つの舞踊音楽作品の最後(1892)に作曲された。出典はドイツの小説家ホフマンの童話「くるみ割り人形と二十日鼠の物語」からとられている。(台本はデュマがフランス語訳したものをプティパが仕立て上げる)物語はクララがクリスマス・イヴにプレゼントしてもらった軍人の形をしたくるみ割り人形が兄フリッツのいたずらでこわれてしまうところから始まる。その晩クララは鼠の大群がやって来てくるみ割り人形率いる鉛の兵隊が戦う夢を見る。くるみ割り人形は王子の姿に変身し彼女を王女としてお菓子の国へ連れて行く・・・なんともメルヘンチックな世界である。まさにクリスマスの夜に聴くピッタリの音楽だ。
 この作品の名盤は数多くあるがその中でも私の愛聴盤は組曲ならカラヤン/ベルリンフィル盤(1966年録音/写真左)、全曲盤ならゲルギエフ/キーロフ歌劇場管弦楽団盤、全曲からの抜粋盤だがロジェストヴェンスキー/ボリショイ劇場管弦楽団盤もなかなかすばらしい演奏を聴かせくれる。(写真右)