教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

国境なきエコゾフィー

2008-01-29 02:08:50 | 文化・芸術
読売新聞(1月28日14時34分配信)によると、

ハクチョウなどでにぎわう渡り鳥の飛来地で、鳥インフルエンザ感染のきっかけになることを恐れ、餌付けを禁止、自粛する動きが広がっている。養鶏業者などは「被害が出てからでは遅い」と、自治体に要望するなど危機感を強めるが、冬の使者とのふれ合いを続ける地元住民からは、戸惑いの声も上がっている。毎年300羽前後のハクチョウが飛来する秋田県大館市の長木川。川沿いの白鳥広場にこの冬、4、5メートル間隔で餌付け禁止を呼びかける看板が設置された。同市は比内地鶏の産地。渡り鳥のフンに含まれるウイルスが靴などに付着し、人が運び役となって比内地鶏に感染する危険があるとの理由からだ。

爆笑問題が司会の「近未来×予測テレビ ジキル&ハイド」でも鳥インフルエンザのシミュレーションをしていたが、環境問題は、本当に自然と経済と精神を横断的に考えざるを得ない問題。

☆エコロジーとフィロソフィーを掛け合わせて、フランスの現代思想家フェリックス・ガタリが提唱したエコゾフィー的思考や感覚が重要ということだろう。

☆ハクチョウとエコゾフィー。国境を越えて、養鶏業者の方の生活や子どもの健康、地方財政・行政を脅かす。解決するには、対処療法だけではなく、国境を越えて、市民レベルで話し合う活動を起こす必要もある。

☆エコゾフィーは市民と市民がコミュニケーションをするための共通コードに成長するだろう。その際、国対国の壁にぶつかるだろうが、ベルリンの壁はそのつど崩壊するだろう。

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