教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

上杉賢士プロジェクト③

2005-08-07 00:12:38 | 学習プログラム
上杉氏が感じている教育の現状

「『勉強』が『学習』と言い換えられ、
現在では多くの研究者や実践家が好んで
『学び』という表現を使う。それはそれで
好ましいことなのだが、実体がどれほど
変わっているかといえば、何とも心許ない。
その意気込みやよしなのだが、ちょっとした
工夫であったり、目新しさであったりして、
どうにもわが国の教育が直面している問題を
解決するには“帯に短し、たすきにも短し”
なのである。」
(「プロジェクト・ベース学習で育つ子どもたち」3ページ)

要するに有名無実ということ。

それと「わが国の教育が直面している問題」
とは何であろう。

不登校
いじめ
学級崩壊
統廃合
生命軽視傾向
道徳の崩壊
学力低下
教師力低下
非行
意欲格差
希望格差
などなど

なのだろうか。

以上の点は確かに問題だ。
だが、世界の貧困問題、
戦争問題、宗教問題、
医療の問題などを解決する
意欲のある人材が豊かでないということ
ではないだろうか。

地球規模では、企業とか大学とか、
役所とか、そういう社会は
限られている。

そこで生き抜く生涯学習の推進でよいのか
どうかは、ここではまだ決着をつけなくてよいが、
どこか心の片隅にしまっておいて欲しいことである。

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