教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

個人とチームのセルフイメージ

2006-04-15 23:22:54 | 学習プログラム
◆日経産業新聞(2006年4月13日)、エミネクロス代表辻秀一さんの「一流スポーツ選手から学ぶ」という論考が掲載されている。イチロー選手、荒川静香選手、高橋尚子選手は、セルフイメージを大きく安定した状態に持っていくことにたけているという。

◆辻さんによると、「自分」というのは「思考」「言葉」「表情」「態度」の4つの要素から成るという。この4要素をポジティブに持っていくと、セルフイメージを大きくできるようだ。

◆心が乱れていれば実力が発揮できない。セルフイメージを大きくして、心を安定させれば、能力を十分発揮していけるという。

◆セルフイメージを大きくするため、①思考:過去、未来ではなく現在すべきことを見る。②言葉:「お疲れさま」は「ごきげんよう」、「ご苦労さま」は「ありがとう」などポジティブに受け取れる言葉を使う。③表情:みけんのしわを取り、できるだけ笑顔で。④態度:肩を落とさず、明るく胸を張って。

◆チームのセルフイメージとは、個人が最大限セルフイメージを大きくできる状態を作るということ。①理解の姿勢:自分が話すよりも相手の話を聞く。②見直す姿勢:結果より変化を重視。③愛する姿勢:期待するより応援する。④行動する姿勢:話を聞かせるより、やってみせる。⑤楽しませる姿勢:結果より過程を重視。⑥人を巻き込む姿勢:上司から率先してあいさつ。

◆高橋尚子選手が沿道の応援に感謝しながら走る。イチロー選手は、過去や未来より現在すべきことに集中している。これはセルフイメージを高めることになるという。

◆感謝の気持ちと今に集中する思考、これは創造的才能を開発する大きな要素でもある。

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