教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

総合学習全廃論=結界消失論

2007-08-31 20:48:35 | 文化・芸術
2007/08/31 02:03配信の産経新聞の記事はおもしろい。歴史的にあとから振り返れば、官僚近代教育の亡霊を呼び戻そうとする人たちオンパレードといった記事だ。

★<「基礎基本の学力が定着しない段階で総合学習を取り入れたのは、そもそも無理だったのでは」プロ教師の会を主宰する日本教育大学院大学の河上亮一教授はこう指摘する。>とあるが、基礎基本って何だろう?総合学習が遊びになりがちということらしいが、ふだんの授業はどうなんだろう。

★<学力低下問題に詳しい国際医療福祉大の和田秀樹教授も「学力低下に対応する画期的な内容だが、総合学習は全廃すべきだ。勉強意欲を増すといわれてきたが、実際には勉強ができる子にしか効果が表れていない」と話す。>とあるが、勉強ができる子とは一体どんな子?テストで高得点、高偏差値がとれる子?もしそうならば、総合学習やらなくても、事態は何ら変わらないのではないだろうか。

★<埼玉県の公立小学校教諭は、授業準備の負担が大きいため、行事の準備時間に利用したり、勉強の苦手な子供向けの“補習”に利用したりしている学校もあるという。「総合学習は、教員側に問題があるともいわれるが、時間も費用もないなかで独自の授業などできない」と嘆く。神奈川県の公立中学の野牧雅子教諭も「どうせなら全廃すべきだ」と主張する。>と、昔からある責任転嫁論。

★要するに新しいことやりたくな~い!わかんな~い!と言っているのに等しいわけだ。大妻の教育理念に「恥を知れ!」というフレーズがある。志低き指導者に子供たちはどうやってついていくというのか。そんなの関係ない!基礎基本の授業はすでに指導者無し授業。総合学習は実質行われているからと。



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