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愛蘭のアステラス工場は「再生可能エネ100%」、既存事業者の妨害がない - 安倍も経産省も国益を毀損

2018-08-02 | いとすぎの見るこの社会-地球環境を考える
日本と海外先進国(日本より高成長)のエネルギー事情を比較すれば、
たちどころに真実が分かる。誰が嘘をつき、誰が変革を妨げているかも分かる。

例えば、アステラス製薬のアイルランド工場では既に再生可能エネルギー100%で、
自前で風力発電やバイオマス発電を行っている。
国内において原発事業者と結託して原発を稼働させろと要求し、
リスクも事故賠償負担も国民に押しつけるモラハラ日本企業と大違いだ。

また、アジアでは東電と中部電が協同で送電網整備に投資するが、
国内では東北電力が(渋々と)風力発電の受け入れを認めた。
膨大な潜在風力資源を有する東日本や、淡路島・玄界灘等での送電線整備ではなく
アジアに投資するのは単なる自社の収益合理性に過ぎないのである。

これらの事例だけを見ても明白だろう。
海外では経済合理性に基づいてエネルギーが変化しているのに、
国内では既存事業者を優遇し硬直化し切った「政治」が変化を拒否している。

「原子力は低コスト」「再生可能エネルギーは高コスト」とB層国民を騙す
噓つき自民党議員と利権癒着勢力は決して信じてはらない。

「では、お前達が事故賠償金をより多く負担するのか」
「原発のコストが想定以上に上がったら、お前達がその分を負担するか」
(原子力のコストは上昇し続けているから、事実に照らし政府試算など信用できない)
「なぜ、同緯度で偏西風に恵まれ、風況が不安定なスペインで風力シェアが高いのか」

と事実に基づいて詰問すべきである。彼らは嘘や誤摩化しを重ねるしか能がなく、
日本の再生可能エネルギーの普及を妨害する「抵抗勢力」に過ぎないこと、
日本国内での投資促進とエネルギー効率改善を妨げているだけでなく
真の意味での「純国産」エネルギーを活用せず国益を毀損していることが明らかになる。

▽ 原子力利権勢力が風力発電を執拗に敵視し罵倒してきた理由は、自らにとっての最大の脅威だから

『総力取材! エネルギーを選ぶ時代は来るのか』(NHK出版)


「日本の風力発電が利権との戦いに勝利しなければ、エネルギー政策は旧態依然のまま」と
当ウェブログが何度も警告した通りの展開である。安倍がのさばっている限り駄目だろう。

「日本では世耕弘成・官房副長官への原子力マネーの「上納」が発覚して
 衆目の一致する通り自民党の金権体質と利権癒着が益々明白になっており、
 安倍政権も日本財界もエネルギー政策の後進性を国際社会に証明することになった」

「個人献金を装って国民の目を欺く原子力業界の事実上の「買収」行為は、
 電力大手役員の横並び献金と同質の醜い「お家芸」である」

「電力の「ベストミックス」などという欺瞞的な文言をまた持ち出したのは、
 「利権癒着政党と業界にとってのベストミックス」で国民を騙し儲けるためだ。
 再稼働で誰にカネが流れるかを調べれば明白である」

「せこい小細工と情報操作に長けた彼らによる、国民を欺く「戦略」は
 再生可能エネルギーを普及させるなら同等には原子力シェアを維持し、
 たっぷりと原子力利権勢力が稼げるような態勢に持っていきたい、というものだ」

「国民を欺くには「再生可能エネは高価」「不安定」と洗脳し、
 馬鹿で騙されやすい連中から操って切り崩してゆく意図であろう」

「「国土強靭化」と称するバラ撒きの一部でも使えば送電網整備と風力開発が飛躍的に進む。
 発電部門でのエネルギー効率が悪い日本では省エネの拡大余地が膨大にあり、
 太陽光発電は自家消費を優先して他を大幅に引き下げれば済む話であるが
 利権勢力やその第五列どもがそのような「正論」を語る訳がない。
 (そんなことをしたら自分達にカネが入ってこなくなる)」

「日本では原発の近くの強風地帯で容易に送電網に接続できる場所が複数あり、
 5~10%の程度のシェアであれば電力供給が不安定になどなる筈がない」

「原子力が市場で淘汰されつつあるアメリカでは、
 風力発電強化という合理的な政策に踏み出しつつある」

「稼働率とコスト面を考慮するなら、投機的な原子力を徹底排除し、
 沿岸・陸上風力と効率の良いコージェネを普及させるのが理の当然である」

「風力大国スペインと同じ緯度で偏西風に恵まれたこの国で
 風力が普及していないのは、原子力利権勢力の稼ぎが減るため
 国益を無視してカネを狙う連中が全力で妨害してきたからだ」

「原子力利権勢力の言う「送電線の容量に限度が」という次元の低い言い訳も、
 鉄道会社の場合は全く通用しない。人口集中値に鉄道網があるのだから、
 潜在的発電能力は高く送電ロスは低く、需要地も近い。
 (寧ろ、大都市圏から遠い原発の方が垂れ流すエネルギーロスが多い無駄の塊だ)」

「産経報道では日本の大型風力発電設備が再び増加傾向にあるようだ。
 今まで散々FITに反対してきた立場上、FITが風力増の要因のひとつであると
 明言しないのは実に産経らしいところではある。
 (猶、増加まで時間がかかったのは環境アセスメントの影響)」

「当ウェブログが前々から指摘していた通り、
 日本における風力発電の拡大には送電網増強のコストを考慮し、
 消費地に近く初期コストの低い場所を選ぶべきだったのである。
 (具体的には東北や淡路島、敦賀半島、御前崎、玄界灘等である)」

「当然、洋上風力も浮体ではなく着床式で都市部に近い場所を優先しなければならない。
 環境省は送電網増強コストを試算し、ゾーニングを行うべきである」

「それでこそ健全で合理的な再生可能エネルギーの拡大が可能になり、
 日本経済が内需で成長できるようになるのだ。
 風力のシェアは最低でも電力供給全体の5%には達するポテンシャルがある」

「利権勢力が風力発電を妨害し中傷する理由は、
 高コストな太陽光と違って原子力の真の脅威となるからだ。
 (「劣等生」原子力のような突然の事故や稼働率急低下といった投機性は、風力にはない)」

「一部利権勢力とエネルギー多消費企業だけが儲かる原子力と違い、
 風力と省エネ(コージェネ等)は日本経済そのものを大きく成長させる」

「それなのに現実を認めない原子力擁護派は古臭い認識を改めず、
 風力は安定しないだの稼働率が低いだの「敗者の言い訳」を重ねている。
 利権勢力の安定収益に貢献するだけの悲しい言説でしかない」

「経済効果や投資促進効果において、原子力は明白な「劣等生」だ。
 嘘だと思うなら日本の原発の総発電量の推移とGDP成長率を比較するがいい。
 寧ろ逆相関と言っても過言ではないのが事実である」

「真に日本経済に貢献する風力発電や省エネに力を入れない限り、
 一部利権勢力にカネをバラ撒くエネルギー政策を続ける限り、
 現下の低成長と投資抑制は変わらない」

「彼ら利権擁護者の主張は徹頭徹尾間違っている。
 原子力代替の主力はガス・コージェネレーションであり、
 最近素晴らしい進歩を遂げている地中熱のような省エネ技術である」

「それに風力発電と、夏期日中のスーパーサブである太陽光発電が加わり、
 あと10年以内にEV・PHVやその中古蓄電池の活用が確実に進むので、
 原子力は自動的に不要になる。原発立地自治体は確実に人口流出するので
 老朽原発だけが残されて若者がいないゴーストタウンになるだろう」

「IRENA(国際再生可能エネルギー機関)によれば、
 2015年の再生可能エネルギーの設備容量は世界で8%超の成長、
 風力だけで17%、太陽光は26%もの増加だった」

「あくまでも設備容量なので発電量はこの10分の1程度であろうが、
 計画ばかりで一向に進まない原発より優れているのは明白である」

「勿論、風力と太陽光発電のコストも着々と低下していて、
 安全コストが重くなる一方の「劣等生」原子力とは大違いである」

「こうした明々白々な数字を見れば、IRENAの設立時に
 経産省が後ろ向きだった理由がよく分かるというものだ」

「日本のエネルギー政策が何年もガラパゴス化しており、
 利権擁護の保守退嬰型であることが誰の目にも明らかになるからだ」

「折しも原発事故で甚大な打撃を受けた福島で、
 風力発電の新設計画が進んでいる。
 投機的な原子力と違い、安全で経済効果の高いエネルギーが
 中長期的に福島の復興に貢献するであろう」

「風力発電が有望な地域は福島以外にも数多い。
 北海道、北東北、遠州灘、敦賀、淡路、佐多岬、玄界灘。
 地域経済ばかりでなく日本経済の成長とエネルギー安全保障のために、
 風力発電を拡大させなければならない」

「カネが欲しい原子力利権勢力は喧しく電力不足と喚いてきたが、
 当ウェブログはその虚妄と有権者を欺く薄汚い動機を暴き、
 一貫して「東日本は電力不足になどなる筈がない」と主張してきた」

「どちらが正しかったか、どうやら事実が立証しつつあるようだ。
 東日本ではまだ強風で知られる北東北での潜在風力が未開発のまま眠っている。
 西日本では淡路島などの潜在風力資源が出番を待っている」

「最近では、矢張り予想通り地熱発電の開発遅滞も明白になっており、
 当ウェブログがそのコスト優位性を取り上げている
 地中熱とコージェネの優秀さとポテンシャルが益々はっきりしてきた」

「風力発電・コージェネ・地中熱が日本経済の癌細胞である原子力を撃滅し、
 投資が増えるだけでなくエネルギーコストも低下し燃料輸入が激減する。
 自家消費の太陽光発電のコスト低下で震災対策も強化される。
 原子力利権勢力にとっては自業自得だが、日本経済には微かな希望が見える」

「各地の自治体も一刻も早く目覚めるべきである。
 投資を抑圧し地域経済の独自技術を育てない原子力を排し、
 エネルギーシフトで中長期的に経済を支える政策に転換しなければならない」

「予想通り風力開発が日本全国で進んでいる。
 環境アセスメント要因でリードタイムが伸びているが、
 地域住民をカネのバラ撒きで黙らせる原子力よりも遥かにまともである」

「コスモ石油系のエコ・パワーが大幅に風力開発を増やす計画を立てており、
 安倍政権の大失態により低迷している国内投資を上積みする効果が期待できる」

「北海道に潜在風力資源が豊富であることはよく知られているが、
 需要地の近さと送電網との接続を考えても本州の強風地帯での風力開発が先決である」

「環境省も(やっと)風力開発のゾーニングを始めたようで、
 今後は地域経済への恩恵が大きい風力発電の着実な伸長が期待できる。
 原子力利権にしがみつく地域との「格差」がますます開くであろう」

「直近の注目としては、北朝鮮のミサイル実験の成功である。
 日本海側で、敵対国の絶好の標的となる原発を稼働するなどとんでもない話だ」

「近隣の独裁国家が核武装し、ミサイル戦力を向上させている今、
 原発稼働はもはや反社会的、反日的行為と言っても過言ではない」

「有事に強い分散型の半永久的電源、つまり再生可能エネルギーと地中熱が
 以前よりも一層その重要性を高めているのである」

「安全保障でも、エネルギー安全保障でも、経済効果でも結論は同じだ。
 風力発電などの「純国産」エネルギーの開発が日本を支えるのである」

「経産省は風力の買取価格を引き下げているが、たった1円だ。
 ほぼ家庭用電気料金と変わらない水準で、風力の経済性の高さが改めて確認できる」

「以前は電力大手が10円程度で風力事業者を「搾取」していた。
 そうした電力大手の横暴がほぼなくなった点ではFITの功績は大きい」

「愚かな安倍政権が国土強靭化などという建設業界との癒着政策に走らず、
 送電網整備を公共投資としていたらもっと風力は伸びていただろうが。
 (そうすればマイナス金利などなくとも投資は間違いなく増えていた)」

「ただでさえ投機的な原子力発電が安全対策でコストが上昇している。
 必死にコストをかける理由は明白で、特定事業者だけが儲かるからだ。
 かつては「クリーン」と偽称していた欺瞞的なエネルギーに相応しい末路と言える」

「それに対して、長年差別され利権勢力やイデオロギストの罵詈雑言を浴びていた風力は、
 「醜いアヒルの子」のように素晴らしい成長を見せている」

「僅か5年ほどで風力発電の稼働率が6%も上昇しており、
 目出たく買取価格も引き下げられることとなった。
 それでも採算は取れるのだから、結構な話である」

「しかしそうした優秀な数値も理解できないのか、
 安倍政権からは「サハリンから電力輸入」などと馬鹿馬鹿しい、
 しかも政治的思惑で汚染された案が出ているそうだ」

「北海道北部には送電網が整備されていないから風力発電は増やせないという話は
 矢張り利権勢力の利益を図る癒着政権の意向を反映させたものであろう」

「サハリンから長大な送電線を付設して電力をわざわざ輸入するのと、
 その半分以下の長さとコストで風力発電の送電網を整備するのと
 どちらが容易に採算を得られるか、どちらがリスク要因が少ないか、
 馬鹿でなければすぐに分かる話だ」

「いかに公益を軽んじて利権を優遇しているか、
 いかに選挙でB層を騙すことに必死になっているか、
 はっきり示されているというべきであろう」

「サハリンから電力輸入するより夕張の炭素ガス開発の方が
 地域経済に遥かに大きな恩恵を与えるのは自明である。
 半永久的にエネルギーを供給できる風力も幅広く地域経済を支える」

「劣等生である原子力と、優等生の風力は好対照である。
 技術革新で言えば風力の完全勝利、原子力は惨敗だ。
 欧州の新型原子炉など未だに動いていないのだから、結論は明白である」

「日本には公共事業バラ撒きで港湾が異様に多い。
 風力発電として役立つのであれば、漸く真の地域振興になる。
 (沖であれば魚礁にもなるので、漁業組合も出資した方が良い)」

「特に玄界灘や淡路島は強風に恵まれているから、
 港湾風力発電が成功する可能性は高い。
 西日本では貴重な、純国産エネルギーを開発する好適地だ」

「今迄、原子力利権勢力は情報を隠蔽し真実を隠し続けてきた。
 何故なら、彼らの動機が根本的に汚れているのを自覚しているからだ」

「我が国の原子力が単なるレント(政治的利権)に過ぎず、
 それを覆い隠すために低コストだのエネルギー自給だの安定供給だの、
 温暖化対策だの嘘の限りをついてきたことは今や明々白々である。
 (原子力の真の姿は、「利権勢力の安定収益源」でしかなかった)」

「そうした嘘と欺瞞に満ちた原子力利権勢力が
 異常な敵意と憎悪を見せて批判してきたのが風力発電だ」

「口では風力発電が不安定で適地が少なく、いかにも使えないかのように吹聴してきた。
 彼は利益で動くので、彼ら自身の行動が風力発電の潜在能力を証明していたのだ」

「つまり、彼らが風力や省エネを敵視してその成長を妨害しようとしてきたのは、
 両者が彼らが儲けるのに最も邪魔になる存在だからなのである」

「事実、安全コストが上昇する一方だという「隠れた高コスト」が明確になり、
 利権勢力やその第五列は原子力規制委に八つ当たりするという醜態を見せている」

「その間に、風力発電は利権癒着政権の陰湿な妨害に遭いながらも奮戦している。
 また、カネ食い劣等生の原子力と違ってイノベーションも進んでいる」

「九州北部で次々と風力発電への投資が決まっている。
 日本には、まだまだ風力発電の適地が数多く残っているのだから当然である」

「北九州では風が強いことで知られる響灘に着床式洋上風力発電群が並び、
 五島列島では浮体式風力発電所が建設されるようになる」

「響灘だけでなく下北半島などの北東北、御前崎、敦賀半島、淡路島、
 まだまだ風力開発の潜在力のある地域は多い。
 日本経済のためにも、地域経済のためにも、エネルギー安全保障のためにも、
 風力発電は公益にも国益にも資する優れた電源である。
 (地震にもテロにも軍事攻撃にも強く、地域波及効果が大きい半永久的なエネルギー)」

「今のシェアであれば電力供給が不安定になることなどあり得ない。
 今まで原子力に散々投資した分の数分の一でもあれば、
 送電網の整備も確実に進むであろう」

「東芝の経営危機でも原子力の投機性や欺瞞性が益々明らかになり、
 コストの安い風力と省エネの威力が実証され続けるのは間違いない」

「日本の電力大手が民営なのは、エネルギー政策転換には決定的な欠陥である。
 何故なら、民間企業として当然ながら自社の収益を優先するからだ」

「日本が低コストで震災に強い風力発電を増やそうとしても、
 安定供給だの送電網が整備されないだのあれこれ理屈をつけてサボタージュする」

「日本経済としてはエネルギー投資が増えて燃料輸入が減るからメリットしかないのだが、
 既存事業者としては新規参入が増え自社の収益が減るから絶対に容認できないのだ」

「この民間企業としては当然の「自社収益第一主義」こそ、
 我が国の潜在風力資源が活用されず、エネルギー効率も高まらない最大の理由である」

「既存事業者として今の収益源を死守したいなら、たっぷり自民党に献金して
 エネルギー政策を自社に有利なように操ろうとするのは経営面では合理的である。
 (だから日本社会にとっての経済合理性とは真っ向から衝突するのである)」

「しかも、既存事業者の経営層や社員にとっては、
 電力供給をほぼ独占してきたからこそ手厚い待遇が維持できたのだから、
 福島原発事故のため原発稼働が困難になり、待遇が悪化したのが身にしみて実感できるから、
 国民が何を言おうと原発を稼働させて新規参入を強力に抑止し、
 以前のようなボーナスを貰いたいという思いが強いのは理解できる」

「しかしながら、そうした利己的な本音が随所で露見しつつあり、
 北海道では原発稼働のため風力発電事業者の送電網接続を拒否し、
 風力開発が進まないように蓄電池という巨大な「足枷」を強要し、
 揚水発電所の利用率はたった2%という欺瞞的な行動を見せてしまっているのだ」

「これで、どうやって国民に信頼して貰えると言うのだろうか?
 今の電力大手が国民に信頼されるのは「駱駝が針の穴を通るより難しい」」

「秋田県で風力発電が急速に伸びている。
 利権勢力やその「第五列」が今迄に散々国民を騙して、
 風力発電が不安定で成長余地がないように偽ってきたが、
 まさに「天網恢々粗にして漏らさず」である」

「事実によって彼らの「嘘」が暴かれつつあり、
 環境省が漸く風力開発のゾーニングを行うようなので、
 原発のために空けてあった送電網の余裕がバレてしまうのは間違いない」

「実際、青森県では近くで原発建設中の大間で風力開発が進んでいる。
 下北半島は風が強いことで有名であるから、原発を稼働しさえしなければ
 送電網は相当余裕がある筈なのだ」

「逆に言えば、原発で稼ぎたい事業者は、原発の近くに風力発電が増えるのは
 何としても回避したい。原発の必要性のなさがバレて、自社の収益が確実に減るからだ」

「大間で風力発電が増やせるのであれば、当然ながら同じように潜在風力資源のある
 御前崎や敦賀、佐多岬でも確実に風力発電を増やすことができる」

「また、安倍政権が無駄に増やした公共事業費を送電網整備に転用すれば、
 風況が良いことで知られる淡路島や北海道北部、玄界灘で風力開発を進めることができる」

「若狭湾等の原発を完全に止めれば、北朝鮮から狙われる原発を無くせるのだから、
 経済面ばかりか安全保障面においても完璧に正しい政策である」

「風力発電は、メンテナンスにおいて地元の雇用を確実に生み出す。
 特定立地にだけ集中して恩恵を及ぼし、リスクは他人に転嫁する原子力とは大違いである」

「「送電網の余裕がなくなりつつあり」は、実態を反映していない可能性が高い。
 東通原発を建設中なのだから、送電網に既に空きがあるか、若しくは容易に増強できる状況の筈だ」

「環境に恵まれた青森や秋田で、風力開発が着実に進んでいる。
 利権勢力の執拗な妨害に悩まされているので遅々たるものだが。。」

「相変わらず保守系メディアが稚拙な情報操作を行い、
 洋上風力発電の方が有望であるかのような報道を行っているが、
 勿論のことながら根本的に間違っている。
 がら空きの送電網から目を逸らさせるための策動に過ぎない」

「コスト面で言えば、優先順位は明白である。
 { 陸上風力 > 洋上風力(着床式)> 洋上風力(浮体式)}
 建設コストも送電コストも無駄に高い浮体式の洋上風力を歓迎するのは
 巨額投資によって恩恵を得る企業と、原発で儲かる時間を稼げる利権勢力だけだ」

「風力は、メンテナンスで広範囲での長期雇用を確保できるだけでなく
 (原発のように立地自治体の原発事業者と民宿と飲み屋だけ儲かる歪んだ構図ではない)
 地元からの資本参加も可能だ(=地元地域への還流が拡大する)という点でも高く評価できる」

「合理的にコストを考慮すれば、がら空きの送電網に陸上風力から接続した方が
 遥かに勝っているのは単純明瞭な話である」

「台湾にすら負けた原因は、自前の大型発電所で収益独占するために
 言を左右にして送電網に風力を接続させまいと陰に陽に妨害する利権勢力にある。
 その程度も報じられないのであれば、「社会の木鐸」などでは全くなく
 「利権勢力のプロパガンダ装置」だと看做されるしかあるまい」

「合理的に考えれば環境省がゾーニングを行って
 風力発電がコスト面で競争力の高い場所を選び、
 送電網の情報を(せめて官庁にだけでも)開示させて
 半永久的に利用できるクリーンな風力発電を低廉に利用できる場所を優先開発すべきだ」

「しかし、それができていないのは、いかに風力が利権勢力によって不都合か、
 いかに利権勢力にとってカネ儲けの邪魔になる目障りな存在か、
 そして利権勢力の妨害工作がいかに強固であるかを示すものである。
 (しかも日本の国益を損なう利権癒着政権がのさばっているから尚更だ)」

「風況の良い北日本でもこの始末であるから、西日本に点在する風に恵まれた地域でも
 利権勢力の妨害で風力開発が進まず、地域経済への恩恵も希薄であるのは容易に予想できる」

「自民党が非常に興味深い動きを見せている。
 再生可能エネを普及させるための検討チームを作るようだ」

「どうせ業界から献金を受け取りパー券をたっぷり買って貰っている金権主義だから、
 この「再生可能エネ」の中にこっそり「原子力」を滑り込ませているのではないかと
 厳しく監視する必要はあるものの、自民党らしい多様性の兆しと期待してみておきたい。
 (党内にもイデオロギーに歪んだ「お友達」や、安倍官邸に媚び諂う連中ばかりではない筈だ)」

「この検討チームがもし仕事をサボって利権勢力への利益誘導に走ったら、
 自業自得で「天誅」を受け信用を失墜させる可能性が高い(現時点では、だが)」

「何故なら環境省が再生可能エネ適地のデータベースを開示する予定で、
 もし自民の検討チームがおかしな工作や情報操作を行えばたちどころにバレるからだ」

「このデータベースや自民の検討チームがまともな仕事をすれば、
 再生可能エネで最もコストの低い風力発電を既存の送電網の近くで
 拡大させることが最も合理的である事実が誰の目にも明らかになる」

「そうなると、ドイツやイギリスと違い日本の送電網が既存事業者の手中にあって
 口実を設けて風力からの電気の接続を拒否できる事実に焦点が集まる。
 (この「ガラパゴス」送電網運用が風力の拡大を阻止する最大の要因である)」

「また、「空き容量ゼロ」などと回答している既存事業者の言葉とは逆に、
 風力の開発余地の大きい地域の送電網ががら空きであることも知れ渡ってしまう」

「勘の鋭い識者や有権者は、既存事業者がわざわざ多額のカネを払って
 「エネルギーミックス」を宣伝しているのは、
 自社の収益を安定的に維持する動機に基づいているのではないかと疑うことになる」

「どこかのメディアが取材・調査してみれば一目瞭然だろうが、
 「エネルギーミックス」で原子力や石炭火力が増えれば増えるほど既存大手事業者の収益が増え、
 再生可能エネルギーが増えれば増えるほど既存大手事業者の収益が減ることになる。
 (省エネが進めば進むほど既存大手に不利だから、小手先のポーズで済ますのと同じ理屈だ)」

「既存事業者も勿論営利企業だから、自社の収益を重視するのは理解できる。
 しかし、自社の収益を維持し新規参入を排除するために
 自民党との特別な関係をカネで維持しようとしているのではないかと
 疑われるような行為は絶対に行うべきではない」

「それでは「公益企業」どころか、「公益に反する企業」との
 烙印すら押されかねないのである。何としても避けたい事態ではなかろうか?」

矢張り自民党の「検討チーム」は碌な仕事をしていない。予想通りであろう。

▽ 風力発電の経済波及効果は大きい、ノウハウも蓄積され騒音やバードストライクも抑制可能

『風力発電が世界を救う』(牛山泉,日本経済新聞出版社)


環境省がクレバーになり経産省の「既得権擁護派」を撃破しないとお先真っ暗だ。

「今年になってからやっと風力発電のゾーニングが決まったようだ。
 ナイーブな見方で言えば再生可能エネ普及のため歓迎すべき動きだろうが、
 賢い有権者は決して騙されてはならない」

「経産省は相変わらず、諸先輩が天下りしている既存事業者優遇を止めておらず、
 ドグマに浸潤された古臭いエネルギー思想にマインドコントロールされている」

「環境省は(全てではないと信じたいが)経済合理性への理解に乏しく、
 コストを考慮した合理的な再生可能エネルギー促進策ではなく
 技術開発を偏重した歪んだ政策を信奉しているようだ。。」

「経産省の担当者は欧州のエネルギー政策に遥か劣る「後進国」丸出しで、しかも
 「効率の良い石炭火力」などとエネルギー効率の概念を全く理解しない妄言を吐いているし、
 環境省は技術偏重でコスト合理性を考慮していない。
 (技術ばかり重視し国際競争に遅れをとる日本企業と酷似している)」

「日本には潜在風力資源が膨大に存在するのが事実であり、
 風力大国のスペインが日本と同じように乱流が多くとも
 日本を遥かに超える風力発電のシェアを実現している以上、
 問題は技術ではなく「政治」にある」

「送電網を握っている大手事業者が、自社の原発と火力のため空けてある容量を、
 風力のために利用させるようにしないと永遠に日本は「風力後進国」なのである」

「経産省も環境省も、潜在風力資源が豊かな日本のボトルネックが
 こうした送電線の空き容量にあるという事実をまだ理解していない。
 (或いは、組織の論理で見えないふりをしなければならない)
 だから小泉元首相に真相を見抜かれてしまうのである」

「その壁を超えるには、公益のため大手事業者に「協力」して貰わなければならないし、
 大手事業者に風力発電促進のインセンティブも与えなければならないであろう。
 (大手事業者は一般民間企業より安定した高待遇がを享受してきたので「抵抗」が強いため)」

「だから安倍政権と今の経産省に風力発電の促進などできる訳がない。
 小泉元首相が「安倍政権は無理」と喝破したのは完璧に正しいのである」

「当ウェブログが前々から指摘してきたように、
 潜在風力資源に恵まれた関東以北で「電力不足」など生じる訳がない。
 コスト競争力に優れた地上および洋上着床式の風力発電だけでも
 日本の風力発電シェアは5%を間違いなく超える。
 それを妨げているのは既得権を守る「政治」である」

「折しも世界的なEVシフトによって、太陽光発電や風力発電の電力も
 大規模に「蓄電」することが可能になりつつある」

「利権勢力が喧伝してきた「電力は貯められない」「再生可能エネは不安定」という
 見え透いた二つの情報操作が粉々に粉砕される日は急速に近付いている」

「思考停止した安倍はさっさと辞めさせ、合理的な再生可能エネ普及策により
 日本は輸入燃料を大幅カットでき、国内投資も大幅に増やし、
 永遠に尽きないエネルギー資源の開発により国富を増大させることができるのだ。
 既存事業者にはそれなりのお裾分けをし、新しいエネルギー政策に協力して貰った方が良い」

「安倍政権と天下り官庁がのさばっている限り、正しいエネルギー政策は実行されない」、
とした当ウェブログの不吉な予言が当たりつつある。。

 ↓ 参考

漸く日本も風力の「ゾーニング」開始だが、安倍政権と今の省庁では先は暗い - 小泉元首相に見透かされ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/2c572cde46d2282827045dca148fff67

何としても風力開発を遅らせたい電力大手、原発稼働のため送電拒否 - 泊原発・東通原発の送電網はガラ空き
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6709d7169e32f3b65db86ba5f904d106

日本の風力発電能力は今の約3倍、原発10基分に急成長する - 原子力擁護派は旧套墨守の言い訳ばかり
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6935d93b30d1c04dce1a1b3bda6cc6fa

世界の風力発電は2030年迄に5倍増か、IEAの保守的な見通しでも3倍増 -「コストが下落している」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/b861851c2b4460d0c70dfe318c82024a‎

▽ 橘川武郎教授は、再生可能エネのシェアが「30%を超えるのは間違いない」と明言した

『週刊ダイヤモンド』2018年 3/3号 (現場で役立つ会計力)


再生エネ100%普及へ 地域産業と連携する欧州(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33210840Q8A720C1TJM000/
” 見渡す限り広がる牧草地を進むと、高さ約80メートルの風車が1基現れた。アイルランド南部ケリー州にあるアステラス製薬の製薬工場だ。エネルギーのほぼ100%を再生可能エネルギーでまかなっている。そのうちの約40%は風力発電とバイオマス、残りは再生エネ由来の電力を契約で購入している。
 製薬工場は細かな空調管理や空気清浄が必要でエネルギー消費量が多い。この工場の特徴は、木質チップを燃やして熱を空調などに…〔以下略〕”

国内では利権勢力に媚び諂う保守退嬰企業ばかりだが、
何故か海外では行動が大きく違う。明らかに政治要因である。


東北電、緊急用の送電線も活用 再生エネ導入拡大(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32568180T00C18A7L01000/
”東北電力は送電線の緊急用の容量を活用し、事故時に接続を制限する制度の適用を始めたと発表した。送電線は事故に備えて2回線整備し、うち1回線分を予備として空けていた。今後は再生可能エネルギーの一層の普及拡大を図るため、2回線の最大容量まで接続を認める。
 その代わり、事故時には接続を遮断して1回線に制限する「N―1(エヌ・マイナス・イチ)電制」と呼ぶ仕組みを導入する。
既設送電線を効率よく利用して電気の受け入れを増やす「コネクト・アンド・マネージ」の手法の一つで、再生可能エネルギーの導入拡大を図る。
〔中略〕
 電力広域的運営推進機関が示した方針にのっとって運用する。”

東北電力は、これまで受け入れる能力は充分にあったのに
風力発電を事実上排除してきたことを認めたことになる。
(横並びで有名な業界だから、これは東北電だけでなく北電も関電も九電も同じ筈である)
恐らく、今後も別の口実を設けて極力風力を受け入れずに
東通原発のために送電線を空けておこうと考えている筈である。
自社の収益を最優先する限り、そのような事態になることは容易に予想出来る。


東電・中部電、アジアで送配電網整備 共同で新会社【イブニングスクープ】(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32361330Y8A620C1MM8000/
東京電力ホールディングス(HD)と中部電力は7月、シンガポールに共同で新会社を設け、アジアで現地の事業に参画して送配電網を整備する。再生可能エネルギーの普及も支援する。他の電力大手にも参加を呼びかけており、日本の電力需要が縮小するなか技術力を生かして海外需要を取り込む。
 東電HDの送配電会社、東京電力パワーグリッド(PG)と中部電力、コンサルティングのICMG(東京・千代田)が「グローバル・グリ…〔以下略〕”

風量発電のためには殆ど送電網を整備しない電力大手が、アジアでは送電網整備に熱心だ。
これを見ても公益ではなく自社の収益が最優先であるのは明白だと言えよう。

だから「エネルギーミックス」も「再生可能エネルギーは高コスト」も
「送電線には接続できない」も自社の収益重視という本音を隠した修辞に過ぎない。
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