みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

2018年8月第2週チャート

2018-08-12 | 注目投資対象・株価の推移
トランプ・リスクはどこから発火するか分からない、
かつての「火薬庫」バルカン半島みたいなものだ。

トルコが欧米との対立姿勢を強めており、エルドアンが独裁化していると
誰もが知っていたが、トルコリラの下落が一向に下げ止まらず
トルコ中銀が(政権の手下となった日銀のように)利上げから逃げ回るという危機状況の中、
無責任で自分勝手なトランプによる突然の報復関税発言が発端となりリラ暴落が起きた。

欧州の金融機関のトルコ国債やリラ建て債権といったエクスポージャを
週末返上で必死に試算しているエコノミストは気の毒なことだが、
問題の全貌が見えるまでにまだ時間がかかり、収束にはもっと時間がかかるであろう。

それは老害トランプの特異なキャラクターもさることながら
トルコがシリア問題や国内の人権問題について欧米諸国と険悪な関係にあること、
国内の支持が強固ですっかり図に乗ったエルドアンが強硬な態度を取ってしまうこと、
欧米との対立が深まれば必然的にロシアと協力し合うようになる地政学的条件下にあること、
エルドアンに屈従しているトルコ中銀が利上げ出来ないこと(政府従属の日銀と酷似)、
トルコ関連資産を多く持つイタリアやスペインの銀行はアメリカには「他人事」であること、
これら全ての条件がトルコ経済の「泥沼化」を予言しているからである。
この「泥沼」が円高やリスクオフとなって東証を直撃するのは言う迄もない。


ドル円は上方トレンドを割り込んだ、危うい形に


ハードブレグジット懸念も相俟って、ポンドが急落している


ユーロは下抜け、ダウントレンド継続を確認


(以上のチャートはZAI)

輸出関連は金曜に総崩れ、ダブルインバースが急上昇


矢張りマネックスは過剰期待だった、ゆっくり沈みつつある


(以上のチャートはYahoo)
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