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流出雑記 

2012/10/9

2012年10月09日 | Weblog

公演が終わり福井から戻って、落ち着いて生活するペースに戻る。

その間に子供が産まれた友人を訪ねたり、別の友人の結婚式に出席したり、舞台を見に出掛けたり。本番終わりで気が抜けた時期は風邪を引きやすい。あやしかったので昨夜はショウガとネギをたくさん入れたうどんと食後にルル、みかん。最近ちゃんと出汁を取るようになった。特にうどんそばは飛躍的においしくなる。暑い間は出来るだけ火を使わず料理したいと思う反動か寒くなってくるともう俄然煮炊きをしたくなる。米も鍋で炊いてしまう。うまくおこげを作るには火を消す直前に数十秒火を強め鍋底が微かにぱちぱちいう音を聞いて火を消す。そのときに上がってくる湯気のにおいは遠足の飯ごう炊さんだ。こげ味の強いご飯に豚の薄切り肉にやや固いにんじんとじゃがいものしゃばしゃばしたカレーをかけて食べた小学生の頃の記憶が立ちのぼる。

夏の間あまり手をかけていなかった玄関先の植物を整理。無性にばらがほしい。ばら。出掛けるついでがあれば園芸店を覗いて、数日ばらコーナーを徘徊した末に、アンバークイーンという名前の通り琥珀がかった色の花を咲かせる苗を連れて帰って来た。今最初のつぼみが咲きつつある。苗に付いているラベルでしか咲いた様子を知らない。どんなかたちで花がひらくのか、どんなかおりか、未知のものが傍にある。玄関に出ると変色した葉を取ったりしながらしばらく眺める。ばらは人に取り憑く質の花だというのがよくわかる。ばら以外にもあるだろうけど。前に定年後の男性方が菊栽培について話していたのを聞いた事がある。菊は手がかかり、細心の注意を払って見てやらないといけない。そういう繊細な目が養われるので菊栽培は、菊を育てるでなしに人を育てるものだとか。それを聞きながらああナルホドと思った。どういう対象にどのように関わるかによってその人の所作、身のこなしというものは作るともなく作られ、それがそのままその人の姿となっていくというのは確かにそうだ。

自転車で走るとキンモクセイのにおいが時折混ざる。猫たちは食欲が増して小麦は特にころころしてきた。毛布を出した。扇風機もそろそろ仕舞いたいが、夫は風呂上がりにまだ風にあたっている。

 

 

 

 

 


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