6月28日、28歳最後の日、というほどの感慨深さもないけれど、20代が終わりに近づいている。
前にテレビでちらと見た眞鍋かおりが、自分が20代前半のとき30代の人に、女は30代になるともっと楽しいよ、というようなことを言われ、その頃はそれを聞いて内心、負け犬じゃん、と思っていたそうだが、実際30代になってみてその楽しいの意味がわかったそうだ。30代は楽しいらしい。いろんな無駄な力を抜くことができるんだろうか。物事や自分に対しての許容範囲が広がるとか。 そうなればいいと思う。
明日の夜行くレストランに予約を入れる。近所のフレンチレストラン、ビストロパザパという店。
数日前脱走し、翌日連れ戻された小麦はそののち落ち着いている。外に出ていたせいか干した布団みたいな日向くさい良いにおいがする。
花が終わったディオレサンスに追肥。花の後の追肥をお礼肥というが確かにそういう気持ちになる。
ホームベーカリーでパンを焼くとどうしても全面耳の端っこが2枚できる。そこは薄く切り落とすが、この耳を案外楽しみにしている。イスラエルのひよこ豆ペースト、フムスを真似た大豆のフムスをかりかりにトーストした耳にぬって食べるとおいしい。そういう端っこや、カレーやシチューの最後の鍋、煮物の汁、しゃもじについたごはん、お菓子を作ったあと甘い生地の付いているボウルなどが大きな声では言えない好物で、そういうものは誰にも見られず邪魔されず、台所でこそこそ食べる。
午後から稽古。
毎回好きな曲を1曲ずつかけて踊る「リズムに差し込む」というワークで今日の選曲、私デヴィッド・ボウイのstarman、野渕さんのは日本のアーティストで、歌というかメロディにあわせて敏腕音楽プロデューサーがその人生を語るみたいな、初めて聞く歌だった。
オランジーナというオレンジの炭酸がお互いの最近のヒット。
踊る。 9月までじっくり踊りこんでいくことができるのがうれしい。
夕方解散。帰宅して米炊く。
晩ご飯、ちくわにキュウリ突っ込む、小松菜と油揚げの煮浸し、鶏むね肉甘酢。月末食費が尽きてくるとむね肉の出番が増える。うまくしてやらないとパサパサだったり淡白すぎてつまらなかったりする。それを回避する技をいくつか習得した。1買っていきなり使わずに、少しの砂糖と塩をして一晩は置いておく。2下味をしっかりつける。3片栗粉をまぶし多めの油で焼く。4火を通しすぎない。5いろいろまぜてつくね的なものにしてやる。
食べながらついていたテレビ、日体大女子の集団行動というのを密着取材した番組がやっていた。集団行動とは、前にならえ、進め、とまれを超複雑にし、マスゲームみたいにびしっと合わせて全員で動くものらしい。全然揃わなかったところからコーチに散々怒られ怒鳴られ、チーム内の人間関係に紆余曲折あり、大丈夫なのかという状態で本番を迎えた。本番前の最後のリハーサルでもいちばん難易度の高い動きがぶつかってうまくいかなかった。もし舞台の本番前のゲネプロで、あんなふうだったら本番までどうにも不安で生きた心地しないので、祈るような気持ちで見ていたら、本番奇跡的に見事に決まった。泣く。
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