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流出雑記 

2014/7/28

2014年07月29日 | Weblog

曇り

ものすごく暑かった昨日、仕事に行った奈良の大学の実習室のエアコンが不調だった。扇風機5台を稼働させても外からの容赦ない熱を蓄えた建物の室温自体はそう簡単に下がらない。もうろうとする。休憩の度に冷たいものを喉から流し込んで体内から冷やす以外に打つ手がなく、カップ自販機の氷がこんなにありがたかったことはなかった。

体温に迫り超えようかという室温にポーズを維持する集中のすべてが溶かされつつあり、描く方も指導する方も汗を拭いながら必死で、居合わせたすべての人にとって何かの修行のような夏期講習だった。帰ってからも体に溜まった熱が抜けないようで、思っているよりも疲れていた。

打って変わって今日の仕事場はしっかり冷房が効いていて、最後の方に差し掛かると寒いくらいだった。午前中にざっと雨が降ったせいもあって、午後の気温もそこまで上がらず、寝る前に部屋の温度を下げておかなくても寝苦しくない夜だった。

冷凍庫にマルセイのバターサンドがふたつある。また別の仕事先で配られて持って帰ってきた。そこでは、行ってまずピノを2粒、 途中休憩に全員分のコンビニで売っている感じのカップのプリン類が配られ、私のはティラミスで、さらにマルセイが2個。この暑さに濃いものの応酬はややつらい。マルセイは大好きだけれど、真夏には巡り会っても会釈で通り過ぎたい菓子だと思った。くばられた全部をその場で食べきれないのでマルセイは持って帰ったが炎天下の道のりで当然バターは弛んで、家に帰ってかばんから出したらへしゃげていた。でもそのまま冷凍庫に入れて、凍ったころに食べたらやっぱりおいしかった。

近くのスーパーでめずらしく白なすが売っていた。それも超巨大でひとつ100円。数年前に農業をしている彫刻家のところに仕事に行っていたときはじめて白なすをもらった。普通のなすより火を通すととろとろになるそうで、焼きなすにしてそのおいしさに驚いた。巨大な白なすは半分はラタトュイユにしてもう半分は電子レンジで加熱して、コチュジャンと味噌、みじん切りのミョウガときゅうりと一緒に和えた。ラタトュイユはたくさん作って冷蔵庫に入れておくと夏場には便利がいい。トマトとキウイを一緒に食べてみたらおいしかった。バナナジュースを作るときにレモンバームの葉を数枚入れてみたらレモンの香りがトップに来てなかなかよかった。ミントでもいい。夏の食べ物。