figromage

流出雑記 

S/N

2008年10月10日 | Weblog
4時就寝9時半起床

洗濯日和だが洗うものがあまりない。

日中特に何と言えないよう細々したことをして過ごす。
ダーリンはパソコン。DVD「太田省吾の世界」のパッケージを作っている。表紙になる写真にいくつか候補があったが、最終的にやっぱりこれだろという意見は一致した。完成が楽しみ。

夕方、突然ダーリンが精華大でやっているダムタイプの「S/N」の上映を見に行こうと言う。
ふたりとも映像舞台芸術学科なんてところにいたのにまともに観た事が無かった。
叡電に乗る。帰宅時間でやや混んでいる。
10分ほどで到着。図書館の中のホールで上映、無料。

個々の問題が普遍的な問題提起、告発としてあらわれ、多様な要素を扱いつつひとつの上演としてなりたっている。
フィクションとドキュメントの間でアートは接着剤のように諸要素を繋いでいた。
力のある粘着、巻き込まれて潰れない諸要素の強度、受容の幅広さ、でもスタイリッシュ。
そしてなんだろう 絶対感。
終盤、耳の不自由な青年が補聴器をはずしてマイクスタンドに近づけてキーん ハウリングさせる。
あの音が気持ちよく思えたのは初めてだった。
観た後ダーリンは思った以上に何か衝撃をうけたと言っていた。
修学院に戻り、一乗寺のあたりにあるお好み焼きやへ。
ふたりとも感想をあまりしゃべらずもくもくとお好み焼きを食べた。ここのお好み焼きはおいしいのだ。
お腹がすいていたので頼みすぎた。残ったのは持ち帰りにしてもらう。

家の近くに夜11時までやっている喫茶店がありそこに寄ってゆっくり感想を話しだす。
現在の私たちの存在、身体、それをどう扱い触れる事が出来るか。といったことを話した。

注文したキャラメルフレーバーラテは2倍に薄めても甘いくらいそもそも甘い。