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流出雑記 

にょん

2008年10月11日 | Weblog
3時就寝9時半起床。

同じ時間に寝たがダーリンは式場カメラマンの仕事で8時過半に出勤。
私は目すら開かないまま行ってらっしゃいを言ったような言ってないような。
天気予報は雨だったが晩のうちに降って朝にはやんでいた。

あまり風邪をひかないが、扁桃腺があやしい気配。ルルを飲んでおく。

午後から、クロッキー会によく描きに来られている住職さんから自宅の寺で書画展をするという案内をいただいたので見に行く。地図をみると、大徳寺の近くで私の実家の近くでもあった。
自転車で向かう。
銀杏並木は秋の腐臭、銀杏だ。おばあさんがふたりくらい拾っている。おいしいのは知っているが私は拾えない。京紫の花が目につくノボタン。コスモス。
2時半頃寺に着く。
入り口を入ると玄関口には思いのほか靴が並んでいる。
受付もあって着物のおばさんが丁寧に挨拶をしてくれる。きちんと掛け軸に仕立てた作品が所狭しとかけられていた。
住職もいらっしゃった。「ようきてくれはって。ゆっくり見ていってください。」と言ってすぐまた次々訪れるお客さん、檀家さんに挨拶するのに忙しそう。隙をぬって少し書の言葉の説明をしてくださる。
絵は模写が多いそうだ。蓮や山水、裸婦はもちろんない。
スケッチブックが置いてある机があり、そこにはモデルクロッキーの作品があった。
私もいた。

最後に茶室にとおされ、抹茶とお菓子をいただいた。おまんじゅうの上に黒豆のようなものがひとつ乗っており、口にすると独特の風味。大徳寺納豆だ。
障子を開けた茶室には涼しい風と庭の緑が入ってくる。
茶室で一服いただけるなんて思っていなかった。不意に豊かな気分を味わう。

お家も庭もお手入れが大変やろなあと隣にいたおばさんたちは小声でしきりに言う。

お寺を出て、近いので実家に寄る。
父不在。なのに裏の縁側のガラス戸が全開で押し入れの襖や引き戸やらも開け放たれ豪快かつ不用心に湿気払いがされていた。
一瞬泥棒が入ったのかと思った。

仏壇に参り、持って帰ろうと思っていた服を数着と湯のみを紙袋に詰めて長居せず発つ。

帰りに生協に寄る。
和風の煮物が食べたくなった。
いつも鶏だが気が向いて豚バラの塊にする。
こんにゃく、人参、里芋。
りんごと玄米を久しぶりに買う。

帰宅後調理、豚バラは圧力鍋で一度油抜き。
こんにゃく下湯で、にんじん、芋の子を洗いきれいに剥く。

濃いめの煮汁で加圧4分。完成。 
ダーリンは今日遅い。
帰る頃には冷めて一段と味がしみているはずである。

うちの玄関のセダムの一種がにょんとのびて花を咲かせた。