figromage

流出雑記 

マリアージュ

2008年10月25日 | Weblog
今週末は雨の予報だったが、木、金曜の間に降り、今日、土曜は気持ちのいい秋晴れで絶好のウェディング日和となった。
正午に幼馴染みの結婚式。

私も朝から髪をコテで巻いたりしてドレスアップしたが、地下鉄の駅まではいつものようにチャリで行く。
送迎バスがくる。
おそらく出席者であろう若い人たちが数人乗り込んだ。

彼女と私は小学校1年生まで同じ社宅に住んでいたが、私が転校しその2年後彼女も転校していった。
同い年で名前が同じで誕生日が一日違い。背格好も似ている。
幼稚園に入る前から一緒にいて、入園してからも他の友達と遊ばずいつもふたりだった。
そんなだったから転校することは私にとって一大事であり、覚えていないが母から聞く所に寄れば、そのころ私は自家中毒を起こしてよく吐いていたらしい。

山の側にあるチャペル。
受付を済ませて待っているあいだ辺りを見回すが職場、高校生時代からの友人方なのでやはり知っている人は無し。

時間になりチャペルの中へ。
牧師はフランス人。
カメラマンとビデオの記録の人が入っていた。式場記録の仕事をしているダーリンはこういう感じなのか…と観察。

新郎、新婦入場。
華奢なウエストから広がるボリュームのある白いドレス。私も手伝って一緒に作ったアクセサリーが色白の胸元を飾って、長いヴェールに包まれた花嫁。

賛美歌を歌う。セレモニーに立ち会っているぞと思う。

指輪交換、誓いのキス、フラワーシャワー、ブーケトス、名前は忘れたがシュークリームのタワー。 で披露宴。
お酒が注がれ料理が運ばれてくるがあまり手がつけられない。
スピーチを頼まれていたのだ。生まれて初めての。
ほとんど暗唱できる内容を組み立てはいた。
しかし喋りはじめると、妙に感極まり声が震えた。
「大人になったら結婚式には呼んでな」というあの頃の約束を彼女は守ってくれた。実現している、そう思うと極まった。

良いスピーチありがとう、とよく知っている彼女のお父さんとお母さんに言っていただけたのが嬉しかった。

結婚式をすること、親に花嫁姿を見せることは親孝行だなあと思った。