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流出雑記 

326が流行った頃

2008年07月31日 | Weblog
夜は網戸にして寝ている。昨夜はいい風が入ってきて気持ち良く寝入った。

深夜目が覚めた。
体が10センチくらいベッドから浮いている。
そういえば居間で服のまま眠り込んでしまったダーリンを起こしにいこうとベッドから起き上がる。
床を踏んでいる感触がない。
足を前に出すが踏み込めない。足を水の中で浮きながらぷらぷら前後しているようだ。空気に水のような抵抗感があり普段歩くより倍くらいのろいが前には進む。
階段から降りようとしたが、ちょっと戻ってベッドの方を見た。
暗くてかすんでいる。でも人らしき布団の盛り上がりは確認できた。
ああやっぱり幽体離脱してる。
これは夢だ とここでやっと自覚する。

夢を見ながら夢だと分かることがたまにある。
ありきたりだがそういうときはいつもほっぺたをつねる。
痛くない。
その後のことは覚えていない。

今日は母校の高校で仕事。午前午後続きで8ポーズ。オープンスクールで、中学生が美術実習を体験しに来る。
その中の「モデルを描いてみよう」の講座。
事前に担当の先生から出来るだけ派手なワンピースで、と言われていた。
私の持っている中で一番派手なのはポーランドで買った赤いワンピース。

教室には制服のおとなしそうな女の子たち。
白い靴下とスニーカーで、やや緊張した面持ちで先生の説明を聞いている。

私の中学時代。
水色のカッターシャツ、細かい千鳥格子のスカートとベスト、紺のブレザー。
ベストはダサいので一年生しか着ない。
休み時間ベストを脱いで遊んでいると上級生から「一年!ベスト着いや!」と意味なく怒られる。
靴下は色柄は自由、ものすごいルーズソックスは禁止。
靴も紐の運動靴なら白でなくてもよかった。
スカイブルーのハイカットのコンバースに自分で染めた青い靴下を履いた。
ばれないように髪を染めたりばれないようにピアスをあけたりとにかくお洒落がしたくてしょうがなかった。
326が流行った時代。
ヴィヴィアン、ビューティビースト、20471120、MILK…

ポーズ中そんな回想に耽る。在学中お世話になった先生が何人か覗きに来ていた。
夕方ポーズを終える。
自転車に乗るといつもと何か違う。
後輪に思いっきり画鋲が刺さっていた。
乗れないこともないが、がったんがったんするので諦めて押しながら自転車屋まで歩く。
持っていくと修理に15分ほどかかると言う。喫茶店に入るほどでもないのでコンビニで立ち読み。
海外セレブのゴシップしか載ってない雑誌を読む。ニコール・リッチー。

自転車はチューブ交換2600円。

晩ご飯は和食献立にする。
塩鯖を焼き、きんぴらごぼう、紅白なます、えのきのごま油炒め、錦で買ったキクラゲの佃煮類、トマトとキャベツのかき玉汁。

食後、皿を洗っている時、台所の天井を見て小梅が鳴くので何かいるのかと思ったらムカデ。
危険物処理班が剣道の腕前を発揮。

ラピュタを見た。
紅の豚ともののけ姫も見たくなった。