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流出雑記 

光+闇=映画

2008年07月06日 | Weblog
久々の丸1日休み。
思う存分寝て11時前に起床。

今日は、みなみ会館という映画館に白井剛さんのダンス公演を観に行く。

その前に、よく仕事をいただくデッサン会の先生の画家であったお祖父様の遺作展を観に行った。

日本画で、掛け軸に描かれた風景や花は素直に美しく魅入ってしまう繊細さ、色使い、構図、思ったより長居してしまう。
アイスコーヒーと何方かの手作りの草餅をいただいた。すごくおいしい。。
会場にいらっしゃった先生と少し話しをして、気付いたら急いでも開演と同時に着く時間になっていた。

出町柳から東寺へ。
大した距離でもないのに大阪に行くより交通費がかかる。

みなみ会館に到着。運の良いことに10分押し。
ダーリンは映像記録スタッフで入っている。

50分ほどのソロだった。
スクリーンにはダンサー本人や映写室や万華鏡のようなもの、ロウソクの火などが映る。
時々テロップが出て、その中でおもしろかったのはダンサーが映写技師から聞いたという話しで

「映画と言うのはアニメーションと同じ原理で、1秒24枚の静止画で出来ており、その一枚一枚の間にシャッターをおろし素早く明滅させることで動いて見える。つまり2時間の映画を観ると言うことは1時間の光と1時間の暗闇を観ることだ。」

1時間の光と1時間の暗闇 

そういえば映画は点滅だったのだ。
点滅の合間に見えるものに感動したりする。

それでこんな上映を考えてみた。
ふたつの並んだ部屋がある。
部屋1…椅子しか無い真っ白な部屋。開演ブザーが鳴ると一切光の入らない完全暗転になる。
そのまま一時間、映画の音声のみ倍速で流れる。 ポップコーンと飲み物は入り口で売っているので持ち込み可。
部屋2…部屋1の暗闇から隣の部屋2に入る。部屋2には全面に2時間分の映画の静止画1728000枚が貼られている。

映画は出来るだけ認知度の高い名作がいいと思う。
今度何が最適かビデオ屋で探そう。

ダンス公演の内容よりそれが頭に残った。


公演後、撮影機材の片付けを手伝う。遅い上に出来ていない八の字巻きにもかかわらず報酬として帰りに京都駅でゴディバのチョコリキサーをおごっていただく。

ダーリンはその足で飲み会に行った。
私は昨日に引き続き今夜も蕎麦を食べたくなり、いいそばつゆを買って帰った。