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流出雑記 

むなしい水着

2008年07月23日 | Weblog
午前中、滋賀県で仕事。京都駅からJR湖西線で雄琴へ。
ショートパンツにTシャツ、ビーチサンダルの若い女の子たち。琵琶湖に泳ぎに行く方々。

実は私のカバンの中にも水着が入っている。
しかし残念ながら仕事用である。
2年前に買って一度しか着ていない水着。
小さい頃によく家族で行ったプールに行きたくなって買ったのだ。

父は市民プールが嫌いでいつもホテルや式場のあるちょっと高いプールに行った。
まだ客がほとんどいない開いてすぐのプールは日焼け止めやサンオイルで水が濁っておらず、コバルトブルーに塗られたプールの透き通った水の中を泳ぐと、それはもうイルカだった。
午後になりプールが混んでくると私はアカハラになる。
もぐって肺の空気をすべて吐きプールの底にへばりついたり、水中の水音や泡や絡み合うオトナの恋人たちの足を見ていた。

電車の中で眠気におそわれる。乗り過ごしそうなので携帯のアラームを到着時間5分前にセットし握りしめて半目。

おごと温泉という駅で降りる。
温泉地らしらのかけらもない所。

目覚ましに缶コーヒーを買う。
缶コーヒーにはカフェイン以外に目が冴える何かしらの特効成分が入っているのではないかと思うほど私には効く。一番好きなのはジョージアでもボスでもなく伊藤園のシナモンカプチーノ。

全然表情筋の動かないおばさんが駅まで車で迎えに着てくれた。
8人くらいの洋画サークル。車椅子の男性がいて、その人の奥さんは絵を描かないのに3時間付き添っている。
なんの背景もないただの白い壁の部屋で公民館の椅子に座った水着姿のどこがいいのか、私にはわからない。

休憩中にいただいたクッキーの上に乗ったチョコレートは溶けてドロドロしていた。

仕事を終えて京都に戻る。無性にかぼちゃスープが飲みたくなりかぼちゃスープのあるスープの店とジュースの店をのぞいたが、両方品切れ。どちらも北海道かぼちゃのスープだったが、そんなに人気なのか。それとも北海道かぼちゃに何か一大事があったのだろうか。
結局ありつけず。
レトルトの資生堂パーラーの冷製かぼちゃスープを飲んでみたいなあと伊勢丹の食料品売り場に行ってみたが一人前460円。勇気が出ず。

塩に凝りたくなったので塩を買った。


ピアスの穴をあけたのに付けたいものがなかなか見つからない。

京都タワーの地下に手芸用品店、一見ぱっとしないようで品揃えは豊富で面白い。
ピアスのパーツをいくつか買う。
作るのだ。

帰宅するとダーリンはろくに食事もとらず仕事の鬼と化している。
小梅が側で猫の手を貸している。
小梅はうちでは重要な「可愛い係」を務めており、最近は暑さでのびているが可愛さは少したりとも損なわない。
えらいので今夜は「金缶」。
人間の晩ご飯はホタテとゴーヤをかき揚げにしようとした。
天ぷらやかき揚げは初心者。
どうやら小麦粉と水の割合がまずかったらしく揚げたてなのにもっちりしている。
食べられなくはなかったが、悔しい結果となった。

でもコツのいらない天ぷら粉は使わずコツをつかんでやる。