2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

一級建築士受験の頃 受験生のゆかりさんへ

2011年09月20日 | ひとりごと
ゆかりさん
製図受験、がんばってください。
自分が製図の試験を受けたのはも32年も前のことになりました。

当時群馬では日建学院などという結構な塾はなくせいぜい建築士会の一日講習のみという状態でした。
そこで人気があったのは東京建築士会の学科講習で読売ホールで4回の講座でした。勤務先の申し送りで最初の年だけ早退が許され同時に4名受験するということで自家用車乗り合いで高崎駅「新幹線の工事中で空き地に無断駐車」から信越本線の特急あさまで連日通ったものでした。帰りは急行能登です。いずれももう廃止されてしまいましたね。時代の流れを感じます。

さいわい学科は一回で合格しました。試験会場は高崎経済大学でした。
製図試験は王子の中央工学校でした。当時は各県巡回したがここに定着したのです。1回目の課題は「幼稚園」でした。
それまでにいくつも設計監理の経験が有ったのですが与条件のきびしいなかで設計してきたので試験問題のような漠然とした仕事ははじめてであったのでまごつき、滑落。
二年目は貸事務所ビル。これはなんとか合格。群馬建築士会の講習会の」例題を頼まれて作っていたくらいだったですが、自分の勉強のためだからといって原稿料は踏み倒されました。ちなみに一流の建築家の方々の中には学科1回、製図2回というジンクスがあるやと(?)と伺っています。

建築士の資格は国家免許です。
自動車の運転免許とある意味いっしょですが、車の運転はだれでも運転できますが建築の設計は免許があっても誰でもできるわけでは有りません。
スピード違反でつかまるのと建築基準法違反(姉葉君)は一緒ですが良いデザイン、環境に対する提案、幸せな生活空間をつくること、これらを免許の条件としていないことは事実です。
さらに知識の悪用について倫理観という心の持ち方も試験では問われていません。(設問はあります。しかし計測はされていませんね)

その程度の資格ではあります。ですからこんなものさっさと取得して次の段階に移りましょう。
「いけー!」

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