2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

ブログで年越し

2008年01月01日 | ひとりごと
あと25分足らずで本当に今年も終わり。
事務所のホームページを新年向けに編集するのが大晦日の習慣となってしまった。
来年は56歳である。いよいよ収穫の10年と行きたい。

まずあと五年は現在の体制で突っ走る。両親がすこぶる健康なのが心強い。
廻りでは既に介護の話やその先の話で持ちきりである。

あとの5年はその後の5年の結論を出さなくてはならない。
事務所を所員に譲るにしても閉めるにしても一番良い形を選びたい。

現在は過去の蓄積と、まだある体力と好奇心で何かが出来る状態だ。
自分にとって稔りある人生といえるかどうかの瀬戸際に来てしまった。

自分が私淑する過去の建築家はこれから先の年齢で代表作を手がけている。
物分りの悪い老人になろう。
村野藤吾のような不思議な色気のある建築の設計が出来れば本望である。
若いころは吉村順三のようなスマートな作風が好きだったがだんだんと吉田五十八や村野藤吾のような頭だけでは理解できない建築に興味を覚える。

最近では出江寛である。
その出江さんがJIAの会長になった。
本来なら作家として全うして欲しいのだがよほどのことである。
JIAも東京地区の官、民、ゼネコン人脈だけで固まっているきらいがあるので関西からの風で風通しを良くして欲しいものだ。

とだらだら書いていたら後10分。

最近の作家にはあまり興味をもてない。
地方のしがらみにどっぷり浸かっているせいかもしれない。
薄れたとはいえ建築の歴史も目に見える。
グローバルな視点からみれば一地方の歴史にこだわることなど無意味なことかもしれないが現に時間がつながっているのだ。

地方から東京に出た人は出生地での歴史とは断絶した形で東京で漂っているのか。
実体のない都会ではある。
一方そうはいっても東京になったのはつい100年ほど前の話だから東京人にはまた別の思いがあるのかもしれない。
いずれにしてもその立場にならなくてはわからないから想像である。

あと3分
いよいよ平成19年、西暦2007年が終わる。
時間はいろいろな想い等考えずどんどん進む。
立ち止まりつつ考え、走りながら考えよう。

いよいよ新年だ。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿