JBLの50年前のスピーカを直しながら使っている。当時のオーディオ機器やTVのキャビネットはラッカー仕上げが殆どでパイオニアの機器がようやくオイル仕上げになってきた。JBLはパラゴンから小型機までオイル仕上げ。50年経ってもオイルの匂いがかすかに残る。
そんな記憶から建築の木部仕上げもオイル仕上げにしようとしていたがなかなか良いものがなく、リボスの亜麻仁油系の塗料と出会い、その後標準仕様としてきた。
今回自宅の両親のための部屋の改装の木部に自ら施工することにした。
今回は内装材に杉板を使用し塗料には「クノス」を選んだ。針葉樹はもともと油分を含んでいるから広葉樹のように油を吸いにくい。
刷毛ではなくタオルに含ませ刷り込む。一晩でだいたい乾く。ただ突板合板は表面材が薄いから油は染み込まない。
表面をサンドペーパーで磨くと光沢とともになめらかな表面が現れる。本来は塗装職人の仕事だが自分でやってみるのも悪くない。
その経験の中から学ぶのは直接施工に携わる職人の経験の尊さである。図面や文字で表せることと、実物との差の大きさを設計者を肝に銘じなくてはいけない。
僅かな経験から改めてそう思う。
JBL L26 DECADE https://audio-heritage.jp/JBL/speaker/l26decade.html
そんな記憶から建築の木部仕上げもオイル仕上げにしようとしていたがなかなか良いものがなく、リボスの亜麻仁油系の塗料と出会い、その後標準仕様としてきた。
今回自宅の両親のための部屋の改装の木部に自ら施工することにした。
今回は内装材に杉板を使用し塗料には「クノス」を選んだ。針葉樹はもともと油分を含んでいるから広葉樹のように油を吸いにくい。
刷毛ではなくタオルに含ませ刷り込む。一晩でだいたい乾く。ただ突板合板は表面材が薄いから油は染み込まない。
表面をサンドペーパーで磨くと光沢とともになめらかな表面が現れる。本来は塗装職人の仕事だが自分でやってみるのも悪くない。
その経験の中から学ぶのは直接施工に携わる職人の経験の尊さである。図面や文字で表せることと、実物との差の大きさを設計者を肝に銘じなくてはいけない。
僅かな経験から改めてそう思う。