吹く風に 花衣hanaginu の雛 流しつつ
馬糞 Bafun
4月8日は仏陀生誕を祝う花祭りである。
今年は旧暦のひな祭りと重なって、女性にはめでたい春である。
去り難いほどに爛漫の春ではあるが、
冷たい風を交えて吹く風は
執着を払う風でもある。
雛人形を飾れなくても悲しむことはない。
爛漫の春こそは、風に流す流し雛である。
人形にとらわれない、風流なひな祭りを楽しもう。
咲く花を 十二単の 雛にして
馬糞 Bafun
貧しさとは何か。
「貧しい者は幸いである。天国は汝のものなればなり」
心が謙虚で、素直な人のことであろう。
しかし、多く経済の貧しさは、物への執着を生む。
経済の貧しさは卑しく、嫉妬深く、欲深い。
経済の貧しさは、人の物を盗むことをも正当化する。
経済の貧しさは、天国に背を向けやすい。
経済の貧しさを克服するためには、空腹に耐えて学ばなければ
ならない。
空腹に耐えて歩き回り、空腹に耐えて働かなければならない。
清貧の思想は負け惜しみであり、社会主義イデオロギーの危険
な臭いがするが、子供は清貧の方が良い。
空腹によって、心身ともに鍛えられるのではないか。
空腹に耐えて学ぶこと、これが、子供の修行であると思う。
青年よ、苦学せよ。
子供たちよ、腹を減らして家に帰れ。
飽食は堕落である。
梅士 Baishi