さくらんぼ 口に含みて 赤く染め
中村 梅士 Baishi
花見の桜が小さな実をつけてまっ赤に熟している頃で
ある。
ちっちゃいけれどもアントシアニンがいっぱいで、食
用の桜ん坊より健康に良さそうなさくらんぼである。
もう一つは、枇杷が出回り始めた。
スーパーの枇杷でも、一個百円以上の高価な初物であ
る。
今ひとつ手が出なかったが、長崎の叔母から立派な茂
木枇杷が送られてきた。
近所の枇杷も実っているが、雲泥の差であった。
お返しというのでもないが、茂木枇杷やカステイラに
匹敵するお土産は博多には見当たらない。
せいぜい辛子明太子くらいだ。
呼子のイカシュウマイも候補だが、贈り物は旅先の土
産か、地元の名品を探すべきかとも思う。
今日は暑かった。
午後６時になっても、２６.５℃もある。
さすがに足暖房用のシュラフを椅子から取り外した。
今日が夏宣言である。
それにしても、今日は仕事で一日が終わった。
走ることもできなかった。
一日は終わったが、仕事は終わらなかった。
連休中にたまった添削答案が大量なのである。
もっとも、なんとか一日で終わるはずだった。
しかし、映画『アンナ・カレーニナ』を見たり、卵を
産み付けにきたアゲハチョウを観察したり、確かに生み
付けたはずの卵がなくなっているのを不審に思ったり、
ゴミ捨てに言ったり、宅配便に出たり・・・。
職場も仕事環境ではないが、巣穴の書斎も雑念に波乱
含みである。
我が輩も金があれば、大悟館を作りたいものだ。
渡部昇一先生の世界最大の施設図書館と認定された書
斎付き図書館も垂涎の空間である。
いずれも、知の大家ならではの必然であろう。
一日の終わりは、炊飯と、キースジャレットを聴きな
がらのワインタイムである。
ワインの銘柄は知らぬが、古ぼけたいい味だ。
なんともゴージャスな時間である。
粉飾取引所の上海の相場が、金曜日、半端な時間で取
引が終わっていた。
前日より７３ポイント安い、2882.30ポイントだった。
週末は大幅にポイントを回復して終わるのがミッショ
ンだが、粉飾も間に合わないほどの急落だったのだろう。
米中貿易戦争の激化で、本来暴落以外ないはずの上海
市場が、逆に上げていたのだから、なんともインチキ相
場である。
そもそも、市場に出回っている株式は規定の割合には
遠く及ばない見せかけだけの相場である。
自由主義経済の偽装を許すべきではあるまい。
徹底的に経済戦争を仕掛けるべきである。
日本がやるべきなのである。
国家的危機を棚上げした事なかれ主義は、不真性不作
為で自滅する大事である。
言っても詮無いことだが、無関心になってもなるまい。
憲法無効宣言を言い続けたい。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party
