霜月に 残りし虫が 呼びおうて
虫の声 冬一番の 風に散り
中村 梅士 Baishi
昨日は風の強い、木枯らし一番、冬一番の一日だった。
冬が突然訪れた。
そして、虫の声が止んだ。
今日は唐津くんちの中日である。
唐津は父が育った土地である。
今年は父に見せたいと思っていた。
父は霊になったのだ。
もう、歩けるようになったはずである。
一緒に見に行こう。
佐賀バルーンフェスタ2009も、今日が最終日である。
しかし、この風の中で実施されるのかどうか、リアルタイ
ムのお知らせがない。
インターネットの時代になっても、発信する手間を惜しん
だのでは生かされない。
結局、便利な時代になっても、そのために仕事が増えて、
手間ひまをかけなければ、サービスは尽くせないのである。
サービスこそは仕事の本質である。
サービスとは心を尽くし、思いを尽くす誠実であり、愛で
ある。
便利な時代になればなるほど、新しい仕事が増えてくる。
しかし、その結果、豊かなサービスが可能になるのである。
便利時代とは楽ができる時代なのではなさそうである。
【警察官の仕事】
警察官になりたいという学生に、面接試験を前にして質問
をしてみた。
「なぜ、警察官になりたいのですか。」
「愛する人を護りたいからです。」
「警察官の問題点を感じたことはないですか。」
「自宅の前に勝手に車を駐車されて不自由をしたことがあ
ります。警察に排除して欲しいとお願いしたのですが、私有
地だということで、レッカー移動はできないといわれ、どう
しようもありませんでした。法律を変えないといけないとこ
ろがたくさんあると思います。」
「誰かに狙われている、助けてください、と訴えたが、ま
だ事件になっていない段階で動くことはできません、と断ら
れた。あなたならどうしますか。」
「ストーカーに狙われるということが多くあります。しか
し、人手も少ないし、自分勝手に動くこともできないという
問題があると思います。自分の気持ちとしては助けたいと思
いますが、それができるような制度や環境は必要だと思いま
す。」
「たしかに、法の整備や人手の充実などの必要はあるでし
ょうが、それがないから動けないということで、愛する人を
護れるのですか。」
「いや、それは護ることができないと思います。でも、ど
うすればよいか分かりません。」
「仕事の本質はサービスですよ。警察官は権力を行使する
立場にありますから、その権限の内容や条件については法的
な規制があります。」
「しかし、警察官である前に、一般市民として人助けをす
ることはできるはずです。レッカー移動できなくても、迷惑
駐車した人を探してやることはできます。犯罪前であっても、
その人の話を良く聞いてやることはできるし、防犯の方法を
教授してやることもできます。」
「それがサービスです。そこに仕事のやりがいが生まれ、
市民との信頼関係ができるのです。信頼がなければ、権力行
使は反感を生むことにもなります。警察官が飲酒運転をして、
人身事故を起こす事件が相次いでいますが、もってのほかで
す。」
ちなみに、警察官が暴漢相手に発砲すると、それが事件扱
いされる。
マスコミは決まって「その発砲は権力乱用ではないのか」
と抗議するのである。
しかし、警察官は市民の安全を護り、防犯活動をするため
に、ピストルの携帯を許された権力機関である。
暴漢に対して発砲したからといって、いちいちマスコミか
ら問題にされるべきではない。
発砲は、正当防衛に限定されるものでもない。
だからこそ、日ごろから、市民から信頼される警察でなけ
ればならないのだ。
【公務員労組政権下のもってのほか】
それにしても、「もってのほか」というのが、公務員のお
およその仕事ぶりである。
サービス精神を持ち合わせず、武士道精神もなく、かえっ
て、公務員給与を上げよと「労働運動」をする公務員とは、
一体何様なのか。
その公務員労組に支持を得て政権をとったのが、民主党政
権である。
霞ヶ関官僚を抑制しようというのも、自由主義の発想から
ではない。
公務員労組として、幹部公務員を追い落とそうという嫉妬
に動かされてのことであろう。
それにしても、最悪なのが日教組である。
日の丸の赤は戦争犠牲の血の色、白は、白骨の白と教えて
いるそうである。
愛国心を育てたら戦争の悲劇になると教えている。
公務員としては反逆罪というべきであろう。
なぜ、懲戒解雇しないのか。
実に不可解な「特権」である。
こうした、反日公務員の民主党政権が次々と日本を危機に
陥れる急進的「改革」を進めている。
愛国心は戦争犯罪の心だから、愛国心と逆のことをしよう
というのが、入閣した社民党であり、公務員労組に育てられ
た民主党の本質である。
それを政権党に選んだ国民の政治責任もまた重いといわな
ければならない。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi