有明に 邪馬台国の 夏は暮れ
馬糞
有明の夕暮れは美しい。
スピリチュアルな歴史書、大川隆法著「黄金の法」によると、卑弥呼、
こと日向himuka女王が邪馬台国こと大和の国を治めていたのは、紀元
200年頃のことであるらしい。
大和の国があった地域は、阿蘇を望む有明海沿岸だという。
地理的に見て、佐賀から島原にかけての地域ということになるが、九
州30余国を治めていたということからすれば、都があったのは、吉野ヶ
里を含む佐賀の有明海沿岸部だったと思われる。
弥生時代の遺跡も際立って集中していることとも符合する。
有明の海の夕日を見ていると、九州を展望し、さらには津軽を含む
大和の国のあり方を展望していたであろう卑弥呼女王の思いがよみ
がえるのである。
【有明海・交通立国論】
有明海は、東シナ海から九州の内陸に入り込んだ内海である。
内海の交通網を整備するより、埋め立てて陸地とするほうが良いの
ではないかと思えるかもしれないが、海は陸地の心臓であり、肺臓で
ある。
海に面しているということが、陸地の文化的な価値を高めているの
である。
有明海は、海外の文化を吸収する胃袋のような役割であったかもし
れない。
有明海が、その存在感を失ってきたのは、船の巨大化や内陸交通
網の発達などの事情だけではなく、九州自体が本来の存在感を失って
きたという事情のほうが大きいのではないか。
しかし、九州国独立という発想を持って考えると、再び有明海の交通
の要衝としての価値がよみがえるのである。
熊本、福岡、佐賀、長崎を海路、空路で結ぶことができる海の価値
は大きいのではないか。
大量輸送の時代から、迅速多様な小型交通の時代にシフトしつつあ
ると考えられるのである。
そこで、佐賀空港、大牟田、熊本、島原を結ぶ、有明の海と空の交
通網を、九州内陸交通の要として整備することを提
案する。
大牟田、佐賀、熊本、島原を結ぶ海路、
佐賀空港を中心とする空路、
そして、大牟田から福岡を結ぶ陸路である。
佐賀を中心とする高速輸送網を整備することである。
これが、九州を活性化し、国としての価値を高める要となるであろう。
独立なくして、繁栄なし。
九州を廃れさせてはなるまい。
Bafun