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+ あまのくぼのすいか・・・ 懐かしき西瓜売りの声  ベネズェーラのスラム  貧困という資源。

2006年07月23日 15時33分20秒 | 立憲女王国・神聖・九州やまとの国

 

 

 あまんくぼの   西瓜いらんかのおと   声が行き

   馬糞

 

 

 

 西彼杵半島に天久保郷という村落があった。

 西彼杵半島は山が険しく、海に迫った地形のために陸

の孤島といわれていた。


 その目と鼻の先の海に、大島という炭鉱の島があった。

 今は橋でつながり、炭鉱は閉山になって造船所と観光

の島になっているらしい。

 

 大島が炭鉱の島だったころ、ボタで埋め立てられた黒

い土地の上に炭住が並んでいた。

 半島の陸の孤島から見れば、大きなマーケットであっ

たろう。

 

 夏場になると、西瓜行商のおばさんが、天秤にたくさ

んの西瓜をいなって売りにくるのだった。

 「すいか~すいか~、西瓜はいらんかの~」

 重かっただろうなぁ。

 

 その中でも、あまのくぼの西瓜は評判がよく、ブラン

ドであった。

 たたくと、西瓜がいまにもはじけそうにいい音を立て

た。

 二個三個と買うと安くしてくれた。

 初夏のなつかしい風景である。

 

 今は公設市場も少なくなって、冷房のきいたスーパー

に取って代わられたが、ときどき市場の夢を見る。

 台湾で見た市場は、いかにも台湾風ではあるが、庶民

的で懐かしかった。

 今頃は、西瓜がいっぱい並んでいるんだろうなあ。

 

 

 

 

 貧富の格差が問題だという。

 金持ちが貧困を作ったという社会主義の発想である。

 

 社会主義発想番組「NHKスペシャル」でベネズエラの

革命政権の7年間が描かれていた。

 ベネスエラは石油資源国であるが、その開発はアメリ

カ資本に依存した。

 そのために、石油利権をアメリカを中心とする大資本

に支配されて、国民には還流しないという不満から社会

主義革命が起こったのだという。

 

 たしかに、 資源植民地というべき状況があるのだろ

う。

 問題は、努力しても希望の持てない貧困、スラムであ

る。

 脱出の希望のない貧困は、一種の社会的身分となる。

 

 スラムが一時的貧困ではなく、身分制貧困となってい

るとき、経済の機能麻痺があるということになる。

 市場経済の根底にある自由が失われている状況である。

 

 こうした、絶対的貧困は解消されなければならない。

 そうでなければ、自由競争は正当化されない。

 なんらかの、救済が必要となる。

 

 だからといって、国家を社会主義に追いやってはなら

ない。

 チャイナの餌食にしてはならないのだ。

 

 スラムは経済人の恥であり、国家の危機である。

 

 

 貧困からの救出、それは、短期的には住宅と食料の支

援が必要だろう。

 本格的には、創造性を養う教育である。

 日本の国際貢献の柱とすべきことである。

 

 日本はまず、チャイナ、コリアから資本を引くべきで

ある。

 日本の役割はほかにある。

 国民もまた、時々、海外の貧困救済に貢献できる自分

を発見してがんばろうとは思わないだろうか・・・。

 

 貧困は大きな成長可能性であり、発展可能性である。

 貧困とは成長資源にほかならない。

 

 貧困への教育投資こそは、最大の経済効果を生み出す

ことになるだろう。 

                                 

 Bafun 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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