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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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ある母と息子の物語…北斗市

2008年09月08日 18時36分24秒 | Weblog
女手ひとつで育てた息子を一人前にするため、生木を裂くような別れを自ら選択した母親がおりました。誰よりも仲のよい、母ひとり子ひとりの母子家庭であるからこそ、二人だけの生活のルールや習慣が自然と守られていたと言う母子でした。
「誰にも旅立ちの時がある」
これは、一昨年12月27日の私のコラムです。羽田空港で旅立つ彼に渡した名刺のメールアドレスに何回かの近況報告が来ておりました。コラムではヨーロッパと書いていましたが、実際はオーストラリアだったと言う事です。

彼はこの夏に一時帰国し、昨夜、彼と彼の母親から連名のメールがありました。
遠い海外にいても、私のこのブログを、日本とオーストラリアで読み、メールで感想交換を行なっていたと言います。また、私のこのコラムにも、彼から時々来る海外の様子などをヒントにした内容が多くありました。オーストラリアにいて、自分が送ったメールの情報がもとになって出来たコラムだと、直ぐに解ったと言います。

そしてその内容が母親とのメール交換の材料になったと言います。
母親と息子は、母親と娘の関係とかなり異なるように思います。それは、やがて息子は嫁を娶り、母親のもとから巣立って行く事になりますが、世の中には母親のものから巣立ちの出来ない息子達が多く存在いたします。

家庭裁判所の調停業務において、調停室で遭遇する当事者には、マザコン息子が多くおります。
嫁に対して、いつも痒いところに手の届く所に居た母親の姿をラップさせてしまったら、家庭生活などうまく行きません。生まれも、生き方も異なった他人通しが人生の伴侶となるのです。つまり将来を見据えると、子も母も様々な人生価値観を見出す冒険が必要です。

「1年半前ぶりに逢った彼は、誰よりも頼り甲斐のある男性となった」と母親が、「とても綺麗になった母親に再会し、母親の嫁入り先を見つけるのが僕の任務」と息子が…
二人とも相互が大人として自立するための巣立ち準備を終えたようです。
彼は先週また旅立ちましたが、就職内定している日本企業に勤めるため来年4月帰国を…

今度は互いに涙を流す事も無く笑顔で来年の再会を誓い合ったそうです。人生価値観を見出すための冒険…どのような人生の冒険が良いのかは人それぞれでしょう。
写真は彼が載ったと思われる飛行機です。
母と息子からの連名メールで「私達は母子家庭で良かった」には、う~ん!…
確かに家族の形ではなく、どんな家族であっても価値観の共有が必要なのだと思います。
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