毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

言葉の深さと重さについて…函館~北斗市

2008年09月29日 18時50分13秒 | Weblog
就任会見での記者質問に答えた言葉が要因で、即刻退場してしまった気の毒な大臣がおりました。政治感として普段は気持ちの中に持ち歩いている持論であっても、然るべき立場になったら言葉や文書としては、封印しなければならないのでしょう。
今日は麻生総理が、首相就任での所信表明演説を行ないましたが、その中身についてはいつものように賛否両論があるところです。野党民主党に対する対決姿勢を明確に強い口調で押し出したのは、昨今の総理大臣として異例の事のように思われます。
近いと言われる総選挙でのライバル民主党を意識した内容であったようです。

総理大臣の言葉は、一国の国家運命、すなわち国民の利益に大きく関わって参ります。
故に表面の言葉尻だけを捉まえて問題視し、肝心主要部分をも見失う事があってはならないと思います。その点、就任中、常に高い支持率を誇り、今回で引退を表明した小泉元総理は、天性で民衆の心をつかむ言葉を発していたように思われます。

言葉の魅力は人の魅力とも言えそうです。私は、参議院議員の川口より子さんの会合で、総理就任中の小泉元首相の隣に着席する機会がありました。彼が会場入りし、着席する際の周辺の人々に対する気遣いや気配りには心から感心したものです。また登壇者がスピーチを終えた瞬間、間髪を要れず一番先に拍手をしたのは何と小泉さんでした。

人格者であれば決して上手と言えない言葉であっても、聞く人の気持ちに入り込める人もおります。学校の教師などはまさにその典型のようにも思われますが、暴力教師のような風采と言葉遣いであっても、子供達から深く愛され尊敬されている先生もおります。
思い返せば私の師匠だったトビ職の親方も、優しい言葉遣いの知らない人でした。しかし彼の弟子を思う気持ちを弟子達の誰もが知っていました。

今日は家庭裁判所の調停室で、夫婦問題に直面する事案の調停業務を行ってきました。
自分の言い分を一方的に喋る当事者の態度や言葉の中にも、何年も連れ添って来た相手に対する思いや哀愁を察する場合があり、その情感を紐解いて光明を見出すのが調停です。
厳しい言葉で対立しても、心情で分かち合う夫婦や友達も存在するのです。

今日、本州の空模様は雨が降っているそうですが、北斗市はスッキリした晴天で、綺麗な夕日が撮れました。夕日を見ながら言葉の奥深さを思い直してみました。
明日は青森に移動する予定を…
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は