毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

平和の尊さを知るには…韓国板門店~ソウル

2008年09月11日 21時43分15秒 | Weblog
韓国の首都ソウルから車で一時間のところに北朝鮮との休戦ラインがあります。
休戦ラインと言う事は、韓国と北朝鮮はいまだに戦争状態で現在、その戦争を休んでいると言う事のようです。停戦、休戦、そして終戦となるのでしょうか。第二次世界大戦では、日本が連合軍に対して無条件降伏を行い完全終戦になりました。

韓国と北朝鮮は、終戦を行なうための交渉期間とも言うべきなのでしょう。
昨日、今日と韓国のテレビでは盛んに北朝鮮の金正日総統の健康状態に関するニュースが流れております。独裁政権を保持する金正日総統が重大な健康問題を抱えているとなれば、韓国の対北政策が全く異なる展開になるのでしょう。

韓国の徴兵制度は成人男子が2年間の兵役を勤め、北朝鮮は徴兵した若者に10年間の兵役が課させると言う事です。韓国の軍事費が国家予算の25%、北朝鮮は60%だそうです。
発展の目覚しい韓国でも国家予算の4分の1も軍事費に充てています。日本のように一ケタ台で済むのであれば、もっともっと素晴らしい国づくりがなされていたと思われます。

休戦ラインから北の国の山々に木々が殆どない丸坊主となっています。暖房のため伐採し、植栽などと言う数十年先、国の将来を見込んだ国づくりを伺う事が出来ません。
休戦ライン両脇にある非武装地帯に平和村と双方が協議してつくった町があります。
この町の韓国側には、韓国国旗を掲揚する60mの鉄塔を建てたら、北朝鮮側は直ぐに100mの鉄塔建てたと言います。オリンピックの国威発揚と質の異なる国威発揚なのでしょう。

この休戦ライン上に設けた南北和平の交渉施設が板門店と言う場所にあります。
今日はその板門店を見学して来ました。写真は撮影の出来る場所から撮ったものです。
建物は北朝鮮側の監視ビルで手前の白い三本の杭が国境となり、この白いライン上を双方から監視し合っているのです。同じ民族どうしが大国の都合よい押し付けによって分断されたと言える朝鮮半島の現状です。

同じ民族が戦う不幸、憎しみ合う不幸…
ゆえに両国の誰もが、民族統一言う悲願を抱きながら、果たせない現実があるようです。
平和国家の日本に住んでいれば、平和と空気は同じものと勘違いをしてしまいそうです。
今日は、緊張した国境管理の状況を目の当りにし、平和の尊さを今一度、実感できた気がます。
明日はソウル市内をレポートするつもりです。
家スペシャルfasオフシャルサイト毎日更新
ブログ総集編
函館市・北斗市周辺の方々は