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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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格差の現実を弾みにしよう…北斗市

2007年10月31日 18時07分10秒 | Weblog
格差の全く無い社会とは、何処へ行っても同じような風景があり、都会も田舎も同じ情報が同時に出揃い、ファッションも意匠も変わりない社会と言う事になるのでしょうか。
同じ教育を受け、同じ服装で、同じ報酬で、同じ思考を巡らすような民衆であればこそ、格差の無い社会が創れるのでしょう。そのような社会を誰が望むのでしょうか。
少なくとも私は、日本がそのような無格差社会になったとしたら、さっさと海外に移住する事になるでしょう。

全国大企業の本社機能が集中する東京や大阪、そして名古屋などは、その企業の法人税などの関連税が徴収できるため税収が多くなります。
特に首都東京は、首都機能の官庁街と、大企業の国内海外の出先が多く存在し、膨大な量の人と情報が入ってきます。
我々ファース本部も含め、事業を全国展開している企業は、東京を中心とせざるをえなくなります。
人の動きとともに必然的にこの首都と地方との間には様々な格差が出てまいります。

私の友人は、都会での生活を定年でリタイヤされ、奥様と一緒に信州の山深い里に引っ込んで農地を耕作しながらの隠居生活に入っています。
この田舎を都会なみにして欲しくないと言うのが彼の切なる願いなのです。
企業戦争で闘い抜いた戦士が、現職を退いてから送る生活に高度な情報などを必要としません。道路や通信などのインフラ整備がなされずに不便だからこそ田舎なのです。
個人勝手で我侭な振る舞いのようにも感じますが、尊重されるべき願望でもあります。

企業間格差が問題になっていますが、絶えず経営の創造に知恵や工夫を凝らしている企業と、何も努力しない企業との格差が生ずるのは当然で、むしろ健全な社会構造と言えます。
個人格差にしても、自分に厳しく、人に優しい自己犠牲の精神で努力する人の生活は確実に向上する事でしょう。
自分が幸せになりたいとの願望を抱いたら、自分の周りの人々を幸せにしようと頑張る人が幸せになれるのです。
何もしない人との格差は当然です。

教育界においても、学校の選択制度や教師の評価制度などが議論され、一部では既に実践されております。人間社会には必ず格差が生ずるものです。課題は、どんなに努力しても頑張っても、報いられない人々に対する環境整備をどうのように構築するかなのです。

今日は学校評議員を務める上磯中学校を訪問し、久々に意見交換を行って参りました。
写真は懇談終了に送ってくれた酒井校長先生(真ん中)と三嘴教頭先生と撮りました。
学校教育では、教育格差が出ないように懸命な基礎教育を行なっています。
一方では、先生方の指導力格差、そして生徒の理解力格差などの問題にも取り組んでおりました。
格差を生み出す社会、その格差を励みする人もおり、今日のブログテーマとなりました。
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