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文民統制(シビリアンコントロール)とは…北斗市

2007年10月29日 17時58分42秒 | Weblog
今日の国会では、防衛庁前次官の証人喚問が行われました。
この証人喚問が国益を左右すると言われる、自衛隊の給油活動を続けるかどうかの議論に影響すると言われます。
この中でシビリアンコントロールと言う横文字がよく出てきます。
自衛隊による給油活動の問題は、我国の国益に関する重要な案件ですが、この自衛隊と言う軍力を保持する場合、軍隊を完全に政府の管理下におく必要があります。

シビリアンコントロールとは、日本語に訳せば文民統制(ぶんみんとうせい)となります。
文民の政治家が軍隊を統制し、政治が軍事に優先する事を理念とし、文民優越、 政治統制と称する事もあります。
国益とは、国際社会においての国としての損得勘定です。
民主党が主張するように成果の見えない地味な給油などを止めてしまい、現場に出向き、停戦活動や医療、復興活動に参加するのとどちらが国益になるかと言う事です。

医療支援、復興支援、いずれにしてもその方々を護衛するには何らかの武器を伴います。
安全で国際的にアピール出来る現在の給油、給水活動が最適だとするのが政府与党の見解です。

紛争地帯で活動するには、完全に丸腰でひたすら医療活動や復興活動に専念し、地域住民や関係者から心よりの信頼を得る手法もあります。
ところがアフガンのような紛争地帯において、人々の良心に身を委ねる行動を国策として行なう事は出来ません。
これは事が起きた時に責任を取る手法が無いからです。
然るに軍隊で護衛する事になりますが、その武器を持っている軍隊が暴走し、極端な場合、軍国主義になるのを防ぐのがシビリアンコントロールと言う事になるのでしょう。

武官とは戦を指揮する将校だとすると、かの防衛省前次官は事務方を指揮する文官と言うの事になるのでしょうか。
戦闘地域で敵の弾を潜る訓練も、荒れる海を渡る訓練も、悪天候の中を飛行機で物資を運ぶ訓練もした事のない文官だったら、せめて国民の血税を有効に活用する鍛錬を積んでもらいたいものです。
灼熱の海洋で汗を流して活動する現場自衛官が大勢おり、そして土日ごとにゴルフ接待に明け暮れる文官がいるとしたら、シビリアンコントロール以前の問題だと思われます。

工事現場で汗を流す大工さんなどの職人と、仕事繰り、人繰り、資金繰りに奔走する工務店経営者がおり、この業界にことごとく影響を与えるのが仮説足場に昇った事も無い、お金を戴いて家づくりを行なった経験も無い、学者や官僚なのですが…酷似しています。

写真は先日訪れた札幌市内丘珠空港で撮ったものですが、プロペラ機の向こうで離陸寸前のヘリコプターが自衛隊機ですが…今日は午後から大雨に見舞われた北斗市でした。
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