心の壁を取り外す…北斗市

朝鮮半島は、北緯38度線を境界線にして南北が分断され既に50年以上の歳月が流れています。
韓国の盧泰愚大領領がこの38度境界線を歩いて北朝鮮に渡り、かの国の将軍様と会談を行なった事が報道されています。
同じ民族が大国の都合に振り回されて朝鮮戦争が行なわれ、東西冷戦の象徴的な形として分断されたまま現在に至ります。

かの国は、手入れを怠った山河たる国土が荒廃し、科学技術や人的資源をつくる努力をしてこなかったために、殆どの資源が枯渇していると言われます。このような国の境界線をいきなり取り外してしまうと、水が上から下へ流れるように、富を求めて一気に人民の移動が発生し、朝鮮半島全体が、経済的にも治安保持にも大変な混迷に陥るのは火を見るより明らかです。

民主主義が万能とは言えません。場合によっては独裁的な強権を発揮して国を引っ張る指導力も必要です。しかしこれは、民主主義に移行するプロセスである事が前提で、人格優秀な国家的指導者であれば、きっとそうのようにするはずなのです。
ブータンと言う独裁王国がありますが、国王依存型の国政を民主主義に移行するため、国王が自らが退任を発表して国際的な話題になっています。

ブータンの国王が退任しても、常に国民から尊敬された地位で留まる事は明白です。
彼の独裁政治は国民全体の幸福のために尽力してきた事を全ての国民が知っているからです。しかし、かの国の将軍様は、国土を疲弊させ、必要な教育、医療福祉政策を怠り、あれだけ多くの人民を飢えさせてきたのです。
独裁体制の崩壊は彼自身の崩壊に…

韓国は太陽政策と言って、北に対して融和政策をとって参りましたが、その成果はいまだに見えておりません。
かの国に対しては対話と圧力の相互が必要だとされ、一方的で戦闘的な敵対政策は不信感を助長する事でしょう。しかし、核やミサイルに威嚇されての援助活動が課題解決とはならないのです。

心の壁を取り外す工夫外交が求められます。
誤解を解き、不信感を払拭し、相互の信頼感を取り戻す方法がないのでしょうか…
過去にも、将来にも、終わらない戦いは存在しないのです。

我国とは拉致問題と言う隠蔽事件が一層、事態を複雑にしているようです。
事実を隠蔽して現体勢を保持しようとすると必ず破滅に向う事を理解させる事です。

社会保険庁の隠蔽工作も、企業の粉飾決済も、独自の電子マネー「円天」を売りに巨額の資金を集めた健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー」の虚業も必ず破滅するのです。
全てを晒し、心の壁を取り外して人生を過ごすと、とても穏やかになれるのですが…

写真は私が出張中に迎えた誕生日のお祝いに全社員が心を込めて贈ってくれた綺麗な花です。
花の綺麗さは贈る人の心の綺麗さです。
花の綺麗さの真髄を、誰か北の将軍様に教えてあげたらどうでしょうか…
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
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